【神戸市西区小5男児転落死】11歳の男の子が老人ホーム6階屋上から飛び降り自殺、死亡『遺書なし』駐車中の軽自動車の屋根に

１９日午前０時１５分ごろ、神戸市西区春日台の老人ホームの敷地内で、近くに住む小学５年の男児（１１）が心肺停止の状態で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
兵庫県警神戸西署は男児が同ホームの建物屋上から飛び降りた可能性が高いとみて調べている。

同署によると、１８日午後１０時半ごろ、父親から「子供が家に帰ってこない」と相談を受け、捜索していたが警察官が同ホームの敷地内で倒れていた男児を発見したという。
施設屋上の転落防止用フェンス（高さ約１・５メートル）には、よじ登った形跡があった。
現場の状況から、男児は地上に駐車中の軽自動車の屋根にぶつかり、さらに地面に落ちたとみられる。

ホーム建物は６階建てで、防犯カメラに男児が非常階段から屋上に上がる姿が写っていた。男児は体操服姿で、ランドセルなどは自宅にあったという。今のところ遺書などは見つかっておらず、同署が詳しい経緯を調べる。

参照元：産経新聞

『下校後に行方不明、原因は小学校内でのいじめか？それとも家庭か？』ネットの声

管理人の率直な感想

当初の報道で『小4の10歳男児』とあったらしいですが、小学校5年生の11歳男児です。

「まだ11歳」と大人である我々は考えがちですが、この子たちにとってはその11年が人生のすべて。
のっぴきならない悩みを抱えていて「まだ11歳だし楽勝っしょ」なんて子供はいません。

個人的な話です。
過去のいじめ死亡事件でも書きましたが、僕は小学校高学年くらいには既に先輩に目をつけられていまして。
それが小学校内での出来事ならば、まだマシだったのですが、地元には不良のコミュニティーが存在しました。

先輩との繋がりってやつです。

小学生の身でそんな不良の世界に足を突っ込みたいわけがないのですが、周囲はそうはさせてくれない。
ついに家の前に中学生や高校生の先輩が来るようになりましてね。

変な真似をしたら家が壊されるんじゃないかとか、家族に被害が及ぶんじゃないかと本気で悩んだものです。
いじめとはちょっと違いますが。

それで年齢を重ねると、数あるチームのいずれかに属する。
そんな決まり。
あほくさい。

家に帰れば「勉強しなさい」です。

反抗したりもしましたが、結果として自主的に勉強をして不良がいない高校へ進んだわけです。
そんな感じで自ら道を切り開かなければいけない。

その前に心が折れると、この少年のように命を放棄することにも・・・。
だから「まだ11歳」なんて思わないでいただきたい。

11歳には11歳の世界が出来上がっている。
大人からは、その世界が見えない場合もある。

非常に危険です。
逃げ道や、遠回りでも脇道を作ってあげないと。

守ってあげられるのは家族。そして友人。

この子には頼れる人がいなかったのかな。心が折れちゃったのかな。
それが悲しい。