「オミセシメロ」自粛警察の正義感はイジメと同じか？強まる嫌がらせ、相次ぐ被害…ネットの反応は【新型コロナ】

新型コロナウイルスの感染拡大とともに、自粛要請に応じない人を攻撃する風潮が社会で強まりつつある。
営業を続ける店や県外ナンバーの車などが標的となっており、インターネット上では周囲に自粛を強いる人を指す「自粛警察」という言葉が話題に。
専門家は「正義感に基づいていても、嫌がらせ行為は許されない」と戒める。

貼り紙、県外ナンバー狩り…相次ぐ被害

「コドモアツメルナ。オミセシメロ」
千葉県八千代市の駄菓子屋「まぼろし堂」では4月下旬、何者かがこんな貼り紙をした。
店は3月下旬から既に休業しており、店主の村山保子さん（74）は「恐怖感がすごかった。今はこんなことではなく、みんなの気持ちを明るくすることを心掛けてほしい」と訴える。

東京都内では、自粛要請に従って時短営業をしていた居酒屋やライブバーが「この様な事態でまだ営業しますか？」「自粛してください。次発見すれば、警察を呼びます」などと貼り紙をされたケースも。
徳島県では県外ナンバーの車が傷を付けられたり、あおり運転をされたりする被害が相次ぎ、自衛のため「県内在住者です」と書かれたステッカーが売られる事態となった。

「自粛警察の心理」識者の見解

東京都立大の宮台真司教授（社会学）は「自粛警察」の心理について、「非常時に周りと同じ行動を取って安心したい人々だ。いじめと同じで自分と違う行動を取る人に嫉妬心を覚え、不安を解消するために攻撃する」と解説。
「人にはそれぞれ事情があり、非常時の最適な行動も人によって違うことを理解しなければならない」と呼び掛ける。

企業や事業者の法的支援に詳しい関口慶太弁護士は「営業の自由も移動の自由も憲法に保障された権利。たとえ公共の目的でも、営業や外出の権利制限は目的に照らし必要最低限でなければならない」と指摘する。
不当な同調圧力をかけてくる人は「直接相手にせず、被害を公に訴えて味方を増やす方が効果的だ」と話した。

参照元　https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200509-00000032-jij-soci

ネットの声

管理人の率直な感想

僕はこの心理を説いた教授の見解は見当違いだと思っています。
例えば「周りと同じ行動を取って安心したい人々だ」というところ。

そんな人間は自粛警察の中でも極わずかでしょう。

正義とは便利な言葉で、自分の中で意識的にでも潜在的にでも「正義」を持っていると、行動に熱を帯びて暴走する傾向がある。
戦争や宗教的な対立もそうじゃないですか。

そこが最大かつ一番の問題であって、憤りを覚えるのは悪いことではない。と、僕は考えます。

山梨の女性感染者が物凄く叩かれましたが、実名や写真や勤務先を晒すのが問題であって、怒りや憤りを覚えるのは当然。
僕なんか晒されても仕方がないとさえ思っていました。

要するに頭の悪い人間は「正義」を行使してはいけないということになります。

県外ナンバー狩りだってそうです。
結局は県内在住者だったり、流通や復興など仕事で往来する人も的になっている。

やることも行き過ぎていて的も間違える始末。

というか、この貼り紙は怖すぎる・・・。