【埼玉愛犬家連続殺人事件】犯人・風間博子死刑囚の息子（41歳）「自分が関根元死刑囚に殺されてもおかしくなかった」

1993年に埼玉県で愛犬家ら4人が相次ぎ失踪、その2年後の1995年、ペットショップを経営する男女が逮捕された。
「ボディーを透明にする」として被害者の遺体を解体・遺棄し、証拠を隠滅したというその残忍な手口から、日本中を震撼させた「埼玉愛犬家連続殺人事件」。

逮捕されたのは関根元(げん)元死刑囚と、その元妻・風間博子死刑囚。2人は、2009年に死刑判決が確定した。
しかし、遺体なき殺人という特異性や、決定的な殺害の証拠不足、証言の食い違いなど、今なお謎が多い事件でもある。

フジテレビ「実録ドラマ3つの取調室～埼玉愛犬家連続殺人事件～」

10月4日(日)夜8時から、「実録ドラマ3つの取調室～埼玉愛犬家連続殺人事件～」(夜8:00-10:09、フジテレビ系)が放送。
1993年に埼玉県で愛犬家ら4人が相次ぎ殺害された「埼玉愛犬家連続殺人事件」を、関係者への新たな取材や証言をもとに水野美紀主演でドラマ化する。

そしてこのたび、風間博子死刑囚の実の息子で長男の和春氏(41歳・仮名)が初めてテレビの取材に応じ、事件について、そして現在も東京拘置所に収監されている母への思いを告白した。

義父・風間死刑囚との出会い「親父が欲しいか？」

風間死刑囚の長男は現在41歳。1995年1月、長男が留学先のアメリカに向けて日本を離れるまさにその日に、風間死刑囚と関根元死刑囚は逮捕された。長男はまだ15歳だった。

和春氏は、風間死刑囚の前夫との間にできた子どもだ。
前夫との離婚後、和春氏が5歳のころのこと。祖母の家から風間死刑囚と一緒に帰宅する途中、関根元死刑囚の車に乗った。それが関根元死刑囚との初めての出会いだった。

「親父が欲しいか？」。関根元死刑囚から声をかけられ、風間死刑囚は隣でニコニコしていたという。その後2人は結婚する。

それから10年ほどが経った1995年1月。当時15歳だった和春氏は、留学先のアメリカへ向かうため成田空港にいた。
アメリカに飛び立とうとしたまさにその時、関根元死刑囚と風間死刑囚が逮捕されたのだった。

留学先のアメリカに到着した矢先に友人から事件を知らされる

何も知らないまま成田空港からアメリカへ飛び立った長男は、母の逮捕を知った経緯についてこう語った。

「アメリカに無事に着いて、ちゃんと着いたよって(母親に)連絡しようとしたら誰も(電話に)出なくて。仲の良かった友達に連絡したら“お前の母親が逮捕されてニュースすごいよ”と教えられました。アメリカに着いたばかりなのにこれからどうなるのか？お金はどうするのか？頭が真っ白になり途方に暮れました。」

友人から知らされた母の逮捕。逮捕された当日の母の様子についても回想する。

そして長男は「今だから思うことですが、自分が(関根元死刑囚に)殺されてもおかしくなかった。ずっと母に守られていた」とも語った。

さらに、人目を避けてアメリカから帰国し、自分の素性を隠して生きてきた日々、そして結婚などこれまでの半生を明かす。

参照元：ザテレビジョン

ネットの声『ペットショップ「アフリカケンネル」事件について』

管理人の率直な感想

僕はこの事件をリアルタイムで知らない。
当時はあまりニュースを観ていなかった。

関根元死刑囚は獄中で病死。
風間死刑囚は現在も東京拘置所に収監中で、殺人への関与を否定し再審請求を続けている。

和歌山毒物カレー事件の林眞須美も無罪を訴えていて、今は世論も冤罪ではないかという声が多い。

重大犯罪を起こした犯罪者の子供が自身の半生を語ることは意外と多い。

風間死刑囚の長男の人生は壮絶ですね。

関根容疑者からの壮絶な虐待。
留学してアメリカの高校に入学するはずだったが、事件により結局は進学せず。
親戚の家を転々としながら仕事をして、仕事先などでは母親のことや自分の素性については隠して生きなければならなかった。

同年代のみんなが青春の真っ只中にいる中で、陰に生きることを強いられた人生。
本当だったら自分も同じように青春を謳歌していたはずなのに。

しかし「謝って許されることではないけれど申し訳ない」と母に代わって謝罪をし、今も母親を愛している。

もし自分が同じ立場だったらと考えると、母親を思うことは絶対に出来ないし、ましてや代わりに謝罪なんて出来るわけがない。
そして関根死刑囚を、どんな手を使ってでも自分の手で引導を渡そうとするでしょう。国に殺させてたまるかと考えるに決まってる。

親はなくとも子は育つと言いますが、風間死刑囚の長男はその最たる例かもしれません。