【顔写真・名前・学校名】浜松市女子中学生誘拐死亡、匂坂絢乃さん自殺『静岡大付属浜松中学校でいじめ不登校』地元では犯人探し

静岡県浜松市天竜区の山中のテントで3月、中学3年の匂坂絢乃（さぎさかあやの）さん（15）が遺体で見つかり、「心中を図ろうとした」と供述した男性が未成年者誘拐容疑で逮捕された事件で、両親の代理人弁護士が2日、記者会見し、匂坂さんが「学校でいじめに苦しんでいた」と明らかにした。

静岡県浜松市女子中学生誘拐死亡事件【入江大容疑者逮捕】

事件を巡っては、匂坂さんを車で連れ回したとして、静岡県警が3月17日、福岡市東区の無職、入江大（だい）容疑者（33）を未成年者誘拐容疑で逮捕した。

事件が起きたのは3月15日、絢乃さんは、静岡・浜松市内の自宅を出たあと行方不明となり、翌日、キャンプ場で遺体で見つかった。
捜査関係者によると、2人がSNS（ネット交流サービス）でやり取りしていた形跡や、遺体が見つかったテントの中で練炭を使った跡が見つかっていた。

絢乃さんを誘拐した疑いで逮捕された入江容疑者は、「自殺しようとしたが、自分だけが生き残った」と供述。

それから、およそ半月。

2日、絢乃さんの両親が、弁護士を通じ、コメントを発表した。
そこで明かされたのは…。

中学校入学後に同級生らによるいじめを受け不登校に【両親が情報を公開】

弁護士によると、2018年に静岡大付属浜松中学校に入学した匂坂さんは同級生らにいじめを受け、数カ月後から不登校になった。

鈴木重治弁護士「人が大好きで、自然が大好きで、読書が大好きで、何よりも決して人を傷つけることをしない子でした」

繊細でとても優しかったという絢乃さんは、なぜ命を落としたのだろうか。

絢乃さんの両親「希望を持って中学生としての生活を始めたものの、わずか数カ月で、登校できない状態となってしまいました。原因はいじめです」

絢乃さんは中学校でいじめを受けていたという。

学校はいじめの事実を確認、認める【PTSD発症】

絢乃さんの両親「わたしたちが、娘の死を通じて訴えたいことはただ1つ。なぜいじめを受けた側が、ここまで苦しまなければならなかったのかという点です」

絢乃さんはPTSD（心的外傷後ストレス障害）と診断され、通院していたという。状態は徐々に回復し、今年2月中旬には進学先が決まっていた。
中学側が設置した第三者委員会は19年11月にいじめの事実を確認し、認めていたという。

絢乃さんの両親「絢乃の死を通じ、あらためて、いじめ問題をみなさまに考えていただく機会となればと考えております」

また、絢乃さんの両親は名前を公表し、弁護士を通じて「いじめの対応について真摯に考える機会になってほしい」とコメントした。

参照元：https://www.fnn.jp/articles/-/164278

「地元ではすでに犯人探し」誘拐犯よりいじめ加害者の糾弾と両親へ疑問を呈す世論【ネットの声】

管理人の率直な感想

偏差値の高い学校にいじめが無いなんて幻想です。

どこの中学にもいじめは存在する。
偏差値の高い高校にいじめが少ないというのは事実ですが、大学になるとまたいじめや仲間外れは始まるし、犯罪者も出てくる。

不思議な現象です。

誘拐犯であり匂坂さんと心中を図ろうとした入江容疑者。
その容疑者よりも、いじめ加害者へ怒りや憤りの矛先が向かうのも無理はないと僕も考えます。
両親に対する疑問に関しては人それぞれでしょう。

絶対的におかしい点が一つあります。
中学校を運営する静岡大学の考え方と対応です。

静岡大学はいじめの事実は認めたものの、匂坂さんの心の弱さに言及していました。
要するに「君が弱いからいじめられるんだよ」ということです。
匂坂さん自身もご両親もそう捉えたはず。

そして今、静岡大学は「現時点でコメントはいたしかねる。後日文書で発表します」とコメントしています。
何様だよ。
物凄く腹立たしいです。何だこの学校。

ご両親が学校名を公表したのは正解です。
こんな学校・・・。

いじめを苦に自死を選ぶ子に共通するのは、周囲に味方がいないということ。
それは時に親でさえも。

この学校の対応は酷すぎる。
いじめ加害者はいわずもがな。こんなに学校に怒りを覚えたのは初めてです。