【千代田区九段タクシー6人死傷事故】『全員が不幸』『くも膜下出血という病気』物議…運転手・山本斉さん、小林久美子さん死亡

東京都千代田区で11日、歩行者ら5人が死傷したタクシー事故で、12日に死亡した山本斉（ひとし）運転手（64）=東京都杉並区=と同居していた母親（88）が同日午後、取材に応じた。

「一人息子でしたが、もう死んでしまった。亡くなられた方々が気の毒で、申し訳ないです」。母親は漏らした。

母親によると、山本運転手は20年ほど前から都内で個人タクシーの運転手として働いていた。普段は午後3時に家を出て夜中の午前2時ぐらいまで勤務していた。持病はなく、これまでに大きな事故も起こしたことはなかったという。

最近は新型コロナウイルスの影響で売り上げが少なかったといい、休みを返上して働くことも多くなっていた。「本当にまじめな息子だった。お金がない中でタクシーの支払いもあり、がんばって働いていたんですが」

事故が起きた11日は土曜日だったが、午後3時には自宅を出た。体調が悪そうな様子もなく、いつも通りに見えた。買い物を終え帰宅すると、警察官が自宅を訪ねてきており、事故を知らされた。

事故から約16時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。死亡診断書の死因欄には「くも膜下出血」と記されていたという。
警視庁は、死因については捜査中としている。

参照元：https://www.asahi.com/articles/ASP9D5QJZP9DUTIL00N.html?iref=comtop_7_05

全員が不幸な事故…くも膜下出血という病気について【ネットの声】

管理人の率直な感想

誰も責められない悲劇的な事故です。

事件や事故の多くは加害者と被害者が明確に存在し、加害者に対し怒りや憤りを感じたり、被害者に対し同情を覚えたり哀悼の意を捧げたりするものです。
しかし、この事故は誰のことも責められない。
僕が「神も仏もあったもんじゃない」と常々思っているのは、こういった事故が存在するからです。

僕の友人のお父さんも、くも膜下出血で亡くなりました。
2人います。

一人は命が助かったものの後遺症に苦しみ、別の病気を併発して亡くなりました。
もう一人は、この事故の運転手さんのように急死です。

その急死した友人が一人っ子で、その後に母親と祖母が相次いで死亡。
頼れる親族もなく天涯孤独の身になりました。
ショックだったのか何か他に考えることがあったのか、僕らからも離れて行ってしまいましてね。
友人からも離れて本当に一人で生きることを選んだのです。
人間は突然死ぬものだと痛感し、自分がいつそうなるかもわからない。その時に周囲にショックを与えないように一人を選んだ・・・と僕は勝手に解釈しているのですが。

コメントを見ると、多くの人が周囲のくも膜下出血になった人の話を述べています。
本当に突然ですからね。
他の病気なら「なんでもっと早くに病院に行かなかったんだ」と思えるのですが。

最期のコメント。
「生きる、ということは一瞬一瞬を生き抜くということ」
個人的に身に沁みました。