【羊蹄山バックカントリー事故】行方不明の男性発見も死亡…札幌市の会社員・藤島裕之さん雪崩に巻き込まれたか【北海道】

５日午前、北海道の羊蹄山でバックカントリースキーをしていた男性１人の行方がわからなくなり、捜索が行われていましたが、午後、警察のヘリコプターに発見され、病院で死亡が確認されました。

死亡したのは札幌市豊平区の会社員、藤島裕之（ふじしま・ひろゆき）さん35歳です。

５日午前11時半過ぎ、「羊蹄山に登り、バックカントリーを滑って下りてきたが、１人が下りてこない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、藤島さんは、もう１人の男性と羊蹄山の頂上付近まで登り、別々にバックカントリーをスキーで滑り下りていましたが、藤島さんは、車の駐車場所に戻って来なかったということです。

通報を受け、警察と消防が捜索していたところ、午後２時前、警察のヘリコプターが藤島さんを発見し、病院へ搬送しましたが、死亡が確認されました。

警察が、藤島さんを発見した際、藤島さんの体の一部が雪に埋まっていたことから、雪崩に巻き込まれた可能性があるということです。
藤島さんらは、羊蹄山の真狩村と喜茂別町の境界付近の「真喜茂（まっきも）コース」を滑っていたとみられています。

参照元：https://www.hbc.co.jp/news/6bcae6d57f7925d8ba51c41d1e79fe64.html

厳しい声が上がる事故【ネットの声】

管理人の率直な感想

その日のうちに行方不明になりその日のうちに遺体で発見。
山に入ってすぐに音信不通になり、即座に警察と消防が捜索。
何もかも早すぎると感じていましたが、雪崩に遭っていたんですね。

バックカントリーに限らず事故を起こす人は「自分に限って」と思っている人が多い。
今回の事故に限っては、正確には「雪崩に巻き込まれて死亡するとは」ですが、慢心と想像力の欠如は否めないと思うんです。
同時に、一緒に入山した家族は家族だそうで、その心痛もまた僕らには想像できないものです。

リスクとスリルが比例しているんでしょうし、腕に覚えがあるならばそれが楽しいというのは理解します。
でも救助する人たちにはリスクしかない。

当日の午前中まで元気だった人が悲惨な形で亡くなるという現実。
雪崩という自然現象を有したこの事故を他人事だと思っている人がいる限り事故は無くならない。