愛知県名古屋市に住む大山寛人さん(35)。彼の父親は、大山清隆死刑囚(61)。1998年に自身の養父を、さらに2000年に妻の博美さん(当時38)を相次いで殺害した「広島連続保険金殺人事件」で、2011年6月に死刑が確定しました。
母を殺した父への憎しみと、殺された母への悲しみに襲われる中、“人殺しの息子”となった寛人さんには厳しい現実が待ち受けていました。世間からの誹謗中傷、最愛の母を救えなかった後悔からの自傷行為、自殺未遂…その凄絶な人生と、いつ刑が執行されるか分からない父に、今思うこととは―。
車に乗ると母が助手席に…「僕は眠っていると思っていました」
大山寛人さんは、家族も友人もいない名古屋市に来て、14年になります。
Q.今はどんな仕事をされているのですか?
「風俗系の仕事、風俗店員です。一般職をやっていた時期もありますが、結局父親のことがばれてしまって。“人殺しの息子”という特殊な立場の人間を雇うことは難しいという形でクビになることが多くて…」(大山寛人さん)
全ては23年前、あの夜から始まりました。
2000年3月2日、大山清隆死刑囚は12歳の息子を夜釣りに誘いました。
「僕が急いで釣り具を準備して車に乗り込むと、お母さんは助手席のシートを倒して横になっていました。だから僕は、眠っていると思っていました」(寛人さん)
しばらくして港に着くと、母親を車内に残し、寛人さんと父親は、離れた場所で別々に釣りを始めました。
「お父さんから『今、海に何かが落ちたような音が、ボチャンという大きい音が聞こえなかったか?』と言われました。すると、ある異変に気付いて…。助手席で眠っていたはずの、母親の姿がなかったんです。その瞬間に僕は、一気に血の気がひいたというか、青ざめました」(寛人さん)
警察の捜索が始まり、ほどなくして海面に漂う母が見つかりました。
「お母さんは海からすぐに引き上げられたんですけど、本当に人形のようにぐったりしていて。お父さんは、『お母さんは大丈夫だから』ということを繰り返し僕に言っていましたね。だからもう、ただただ必死というふうにしか見えなかったです」(寛人さん)
2年後、父親が逮捕 「この手で殺してやりたいほど憎かった」
それから2年後の2002年、父親は博美さんを殺害し死体を海に遺棄した、殺人・死体遺棄容疑で逮捕されました。あの夜寛人さんが見た助手席の博美さんは、すでに死んでいたのです。夜釣りに出かける30分前、父親は博美さんを自宅の浴槽に沈め殺害。釣りの合間に、息子の目を盗んで遺体を岸壁から投げ捨てていました。
「人間じゃないと思いました。自分の子どもまで利用するなんて。散々泣きわめいて、その後だんだんと、だんだんと湧き上がってきて。怒りだったり、悲しみだったり、言葉ではもううまく表現できないような憎悪、憎しみ…。この手で殺してやりたいと思うほど憎い。その衝動ですね」(寛人さん)
父親はこの2年前に、自身の養父も殺害していました。その保険金をめぐる嘘の発覚を恐れて博美さんも殺害し、あわせて7300万円の保険金を騙しとっていたのです。
父親が逮捕され、寛人さんの生活は一変します。”人殺しの息子”と呼ばれ、公園で寝泊まりし、盗みを繰り返す毎日…あの夜の母が頭から離れず、大量の薬を一気に喉に流し込んだこともありました。
「『お母さん、ごめんね。こんな僕でごめんね。今そっちに行くからね』という思いで、そういうことを頭の中でつぶやきながら、僕はベンチの上で眠りにつきました。それからどれくらい経ったか分かりませんが、今まで経験したことがないくらいの強烈な吐き気で目が覚めたんです。そのときに思いました。『死ねなかった』って」(寛人さん)
2005年4月27日、父親に一審で死刑判決が下り、それから6年後の2011年6月7日、最高裁で死刑判決が確定しました。
拘置所で見た父の姿 「絶対に許せない…だけど、生きてほしい」
事件は今なお、寛人さんの生活に影を落としています。
「僕の住民票を置くためだけに借りている家です。どういう経緯か分かりませんが、住所がばれてしまって来られたりだとか、いやがらせのようなことを受けたりだとか、玄関に“殺人者の息子”みたいなニュアンスのことが書かれた貼り紙をされたこともあります。もしこれ以上のことが何かあったら、怖いなと思います」(寛人さん)
2013年の取材で、寛人さんは父からの手紙についてこう語っていました。
「これがお父さんから届いた手紙です。まずは手紙が届いてくれたことで、安心しますね。刑が執行されていないということがわかるし、父さんが生きているというのを初めて実感するので」(寛人さん)
一審で死刑判決が出た18年前から、拘置所の父とは手紙をやり取りするようになりました。「体調管理には気を付けて」「頑張れよ寛人!!」「誕生日おめでとう!!」父からの手紙には、息子の安否を気遣う言葉が並びます。きっかけは、拘置所の父を初めて訪ねたことでした。
「今までの憎しみをぶつけるつもりでした」(寛人さん)
そしてもうひとつ、聞きたいことがありました。
「今まで父さんと母さんの姿を、12年間見て育ちました。すごく仲がいい家族で、本当に愛し合っていたというのが、幼いながらに見てとれたんです。あれまで嘘だったとは思えなくて。お父さんの口から直接、殺した理由を聞きたかった」(寛人さん)
父との面会後、寛人さんは…
「あれほどまでに恨み、憎しみ続けた父親の姿が、あまりにも弱々しく変わり果てていたんです。体はやせ細り、プルプル震えながら、涙を流していました。お父さんは涙を流しながら、僕に謝ることしかできなかった。当然僕もその姿を見てからは、お父さんを責めるようなことは一つも言えなかったですね…」(寛人さん)
父は、「母を殺したことを後悔している」と語りました。周囲から養父の殺害を疑われ、母から離婚をほのめかされたことが動機だった、と話しました。
広島高裁は判決で、「妻を失いたくないという目的のために殺害する行為は、短絡的かつ身勝手であり、極めて自己中心的」と指摘。「母を奪うという、これ以上ない不幸を子どもに強いた上、犯行の隠ぺいに子どもを利用する心情は、人間として理解しがたい」として、「死刑はやむをえない」としました。
「絶対に許すことはできないけど…生きて罪を償ってほしいと、思いは変わりました」(寛人さん)
父に聞いた母の最期 「ひろくん、ひろくん、と僕の名を…」
2013年4月、父から小包が届きました。中には、母が生前使っていた手帳やカードが入っていました。初めて手にする母の形見です。殺害される1週間前の寛人さんの誕生日には、星のマークが記されていました。
「たかが手帳だし、たかがノートかもしれないけど…やっぱり嬉しいですね。ただ…送ってくれたのが父さんなので…。形見を送ってくれたのは父さんだけど…殺害したのも父さんなので…」(寛人さん)
受け入れると決めた父の罪。しかし、それは母への罪悪感を背負うことにもなりました。脳裏に浮かぶのは、面会で父から聞かされた母の最期の言葉です。
「体を無理やり浴槽に沈められて、その死ぬ直前に『ひろくん』って僕の名前を…『ひろくん』と僕の名前を叫んだみたいで…。でも僕そのときまだ小学校6年生で、2階の自分の部屋で寝ていて、助けてあげられなくて…。なんであの叫びに気付いてあげられなかったんだろうって、今でもすごい、叫びに気付けなかったこと、今でもすごい後悔していて…」(寛人さん)
やり場のない感情を自らに向け、両腕を包丁で切り刻んでいました。
「今日かもしれない」 毎朝決める覚悟の日々
趣味の釣りは今も続けています。
「海釣りはしないですね、僕は。港や岸壁に近づくと、あの日の出来事を鮮明に思い出すので」(寛人さん)
Q.刺青が見えますが、体に刺青を入れているのですか?
「そうですね。少し入っていますね」(寛人さん)
体にはもうひとつ、事件の痕が刻まれています。
「刺青はマイナスの部分しかないと思うので、少しでも結婚しづらい環境に自分を追いやることが目的。そうすることで自分の中で踏ん切りがつく、諦めがつくというか」(寛人さん)
「清隆の『清』なんですけど、僕の父親の名前ですね。己の命をもってしても罪は償いきれない、死刑は受け入れるといった父親の気持ち。なので、罪人が首をはねられて朽ちた姿を彫っています。逆に右腕は、僕の母親の名前・博美の『美』が入っていて、父に殺されてしまった無念とかそういったものを、自分の中で表現しているつもりです」(寛人さん)
刺青は、『家族は持たない』と誓った証。父とも、手紙のやり取りや面会は、1年以上途絶えています。
「判決が下ってからもうだいぶ経つので、そろそろ執行されてもおかしくない。ここで面会をすることによって、お互いについてしまう傷が深くなるというか…手紙を書けば会いたくなりますし、会ってしまえば、やっぱりこちらも死に目に会いたくなるし、父親も死刑が執行される前に『もう一度寛人に会いたい』という思いが芽生えてしまうという思いもありますし。お互いに何を言うわけでもなく、手紙を書かなくなり、何も言うわけでもなく、面会をしなくなりました」(寛人さん)
刑の執行が死刑囚に告げられるのは、当日の朝。家族が知るすべはありません。いつか来るその日に向けて、準備を始めています。父からの手紙には、自ら火をつけました。
「執行された後にこれを読み返しても、自分の心が苦しくなるだけなので。いい思い出として読み返すことはやっぱりできないので、今の自分にはもう必要ないという感じです」(寛人さん)
「周りには当たり前にあるもの、親だったり家族だったり家だったり、当たり前にあるものが、なんで自分にだけないのだろうと、辛く悲しい気持ちになることしかなかったんですけど…今は純粋に、お父さんと息子さんがキャッチボールをする姿を見たりすると、自然と、こんな頃もあったよなと思い出しますね」(寛人さん)
2022年11月末時点で、判決が確定している死刑囚は106人。そして2022年の警察白書によると、殺人事件のうち親族間で起こった事件の割合は、46%に上ります。
「毎朝起きると、一番最初に考えることは、『今日かもしれない』。毎朝、毎朝、覚悟を決めなおすというか…」(寛人さん)
(「かんさい情報ネットten.」2022年12月6日放送)
向けられる誹謗中傷と差別、自戒の刺青への賛否【ネットの声】
彼は全く悪くない、幸せになる権利があります。
その人達は犯罪者です。
にわかには信じられない…そんな文字通り鬼畜みたいな人間がいるなんて。
人殺しの子などと石を投げる奴はその立場になってほしい。
その後に同じ事言えるのか?
壮絶な人生だよ。
バレるかもしれないで人をしかも自分の奥さんを手にかけられるものかね!?
呆れる。
息子さんには気の毒だけどこの親父どうしようもないんじゃない?
一番辛い自分が悪くない事件なのに
この子が何をしたと言うのか
今は誹謗中傷したら罰せられる世の中になり
まだまだ氷山一角でしょうけど
身の回りの当たり前なことが
とても幸せなことだと、痛感させられますね…
実父なら尚更無用、親に捨てられた人間だから例え血脈感情なんかない
ゴミみたいに捨てられた俺からすれば許さん怨念は死んでも消えない
税金でなぜこんなに長く生かしておくの?
親が子どもの人生を奪い、自ら選んで一生孤独と向き合うことになるなんて改めて父親の罪は重いよ
子に背負わせたものが巨大すぎる
これいらんやろ
親が起こした罪。子どもは何もしていないのにそれを被るのですね。自分も人の道をきちんと生きていかないといけないな。
何という深い業でしょう。
あるがままにいることがこんなにも難しいのか。
心安らかな時間が少しでも過ごせますように。
高校3日で中退してすぐ警察にパクられて試験観察
そっからも逃げ出して「そこからは、また結局悪さをしてという状態にはなってしまったんですけど」って書いてるよね。
校長先生が父親のいる拘置所に接見しに行って退学手続きって。
そもそも犯罪者家族って立場で若くして講演や執筆活動して表に出てたんだしそりゃ顔も名前も知られるだろう。
施設が紹介してくれたガソリンスタンドに就職出来て社長宅で住み込みできて真っ当なルートも引いてもらえたのに
それも逃げてそういう道に行って結局刺青だし。
気の毒だとは思うけどやっぱり自分や家族は関わりたくない。
それにこの人は母親を殺された気の毒な子供でもあるのに、どれだけ理不尽な目にあったんだろう。
本当に無念だと思います。
刺青を入れなければ、他人は気にしないのに。
たとえば自分の家族や友人が殺されたならわかるけど…。彼のように加害者の家族であり被害者の家族でもある人に、なぜそんな嫌がらせをするんだろう。
と思うとネットでの炎上と同じで「殺人者は悪。その息子も悪」という自分の中の正義に則ってやっているんだろうなあと。
正義の側にいる自分がやっているのは「嫌がらせ」ではないと思っているんだろうな。
壮絶な人生だなと思いました
若い頃から入墨を入れてる様々な人と関わってきた自分
私が知る人達は何かしら抱えてるものがあって それを彫ったという話を聞かされたことがあります
風俗関係で働いてる人達もまた何かしら抱えてます
私が若い頃〜引退するまで色んな人をみてきました
給料貰う以上 風俗も立派な仕事です
まだまだ人生は長いです
心が少しでも休まる風景など見て過ごして頂きたいと思います
血は争えないと思われないように生きるべきだった。
加害者の子供は本当にかわいそう。
殺人犯の息子として誹謗中傷を受けたらしいけど、そんな短絡的で物事の浅い面しか見れない愚か者達の方が非難されるべき!
嫌がらせはもう辞めてあげてほしいです。
執行後に読めないと燃やした父の手紙が胸に迫まる思いでした。
あなたは幸せになって欲しい。
息子さん辛すぎますね。(泣)
大いに同情する。
両親の虐待の結果、妹が自死しました。
ずっとつらかった人生でした。
私達を長い間苦しめ、妹を死に追いやった母の施設に時々訪ねますが、この人のせいで私達の人生は狂わされたんだと思うと許せない思いでいっぱいです。
だけど、どんなに嫌でも私の母親はこの人で、この人を見るのはもう私しか居ないのもありどうしようもなく哀れみの気持ちもあり、面倒をみています。
でも、これまでがつらい人生だったんだから、これからは妹の分まで絶対幸せになってやると今は強く思ってます。
だって、私達は被害者で、未熟な親に巻き込まれただけですから。
これからは自分を追い込めるのはやめて、自分の楽しみをたくさん見つけて下さい。
あなたは人より苦労してたくさん苦しんだ分、人には見えないものが見えてくるはずです。
自分の人生を諦めないで、どうか幸せな道に進んでください。
彼は罪を犯したわけではないのに普通の暮らしができないの?
それから、殺人を犯した人の息子であることが理由で解雇って法的にどうなんだろう。
至上最悪の親ガチャだよな、その子供は。。
親と子供は別人格なのに、親がしたことで子供がここまで責められなきゃいけない理由が本当にわからない。
遺族の気持ちのぶつけ先ならまだ辛うじて理解できるけど、他人が犯人の親族を責める理由はないよね。
ましてやこの人は加害者と被害者の子供なのに。
祖母に引き取られて引っ越して行ったけども
あの子は今どうしているのだろうか
親は選べない。
悲しい。
そんな想像力が著しく欠けてる人間こそ自分の周りにいたら恐ろしいわ
誕生日おめでとう!じゃねぇよ。父親に心底腹立つ。
本当は人一倍、家族がほしいんだろうな。
この息子さんは何ひとつ悪くない
一生を潰されたほどの被害者だよ
父親は最低
だからってそのことは正当化できないわ。
↑
つまり、少なくとも2人殺してる、ってことか。
この子はおじいちゃんも殺されたんだな。
しかし、何の罪もない子供に嫌がらせをしていた奴らは完全に異常者だわ。
足りない頭で恥ってものを知ってくれ。
殺人犯の息子と言っても、産まれたのは父が罪を犯す前、被害者は母親。犯罪は父親が単独で行ったこと。
テロ組織や危険思想団体で育ったわけでもないし、反社会的な思想なり技術なりが叩きこまれてるなんてわけでもない。
仮に危険人物になる可能性があるとしたら、ただでさえ苦しい立場なのに、更に追い込むようなことをした誰かのせいだろうに。
事件当時12歳、間違いなく被害者ですよ?
今の息子とほぼ同い年です。
こんな途方もない悲しみ、苦しみ、恨みをわずか12歳で背負わされ、どうして悪く言えるのか分りません。
少しじゃなかった
子どもを利用してアリバイつくり、色々酷いね。
大きな心の傷になるわなあ。
父親が犯罪者であっても違う人間なのに、こどもに対してなんて事言うのだろう。
周りの人達もこの青年の心を殺してる、この青年がその人々に何をしたのか。
罪を犯してない彼にいろいろ言った人々、反省して欲しいと思う。
想像を絶する
楽しく生きるにはどうしたら良いか
結婚を考えていた人がタトゥーを入れたい、私や将来生まれて来る子供の名前を入れたいと言うようになりこの事がきっかけで別れた経験があります。
寛人さんの身体に刻まれた刺青は彼の悲しみ、苦しみ、絶望、憎しみ、諦めを表していると同時に彼の私の想像を遥かに超える覚悟を見た気がしました。不思議な説得力がありました。
両親が加害者であり被害者、そしてその瞬間に自分もその場に居た現実。結果突然一人になり冷たい社会に思春期の男の子が突然放り出された現実。
彼の考えや思いが活字になり世の中に晒す覚悟を読んで私は彼の頭の良さも感じました。
幸せな普通の家族のままで居られたら彼は全然違う人生があったはず。
大人のエゴの犠牲者はがいつも子供。腹が立って仕方ありません。
自分より下に見て喜ぶのか?
母親が父親に殺められた、その場面に自分も利用された、
12歳の子どもに背負わせる人生ではない。父親は人でなしだ。酷すぎる。
家族に抱く感情、自分自身に抱くが、想像を絶する辛さでした。
林ますみの息子との対談動画をみたことがあるけど、辛い話を穏やかに語り合っていて
彼らはどんな苦しみを乗り越えてきたのだろうと思うと悲しくなった。
死にきれなかったのは、自分の残りの人生を生き抜いていって欲しいと言う、お母さんの願いだったのではないでしょうか。
大切な大切な大事な息子を置いて逝かなければならない可能性を思って、最期まで想っていたのが息子さんのことで、口に出たんじゃないかな。
勿論本当のことなんて誰にも分からないけど。
どうか息子さんの心が少しでもほぐれる瞬間があるといい。
せっかく生きて働いても結局排除される。
本人がまじめに立派な人生を送っていても、環境や心無い周りの人々、自分自身で消化しきれない過去から想像もつかないほどの苦しみがあるのだろうと思う
この方も他の家庭内殺人の遺族の方もどうか穏やかに過ごされて欲しい
尚且つ被害者の子供でも有るわけで・・・・・
どうしてそういう事をする人間がいるのか・・・・
本当は、自分の家族が欲しいんだろうな。
子供だったとは言え、母親を助けれなかった罪悪感から解放されないと、
なかなか前に進めないと思う…。
母親を殺されて、いちばん悲しみ傷付いたのは間違いなく自分なのに、父親も社会も憎みもせず刺青を入れ自分を律しながら淡々と生きている姿に涙が出る。
病気でもなく母親が居なくなるなんて辛かっただろうね。よく耐えたね。
こういうの一生残るよ、殺める事ももちろんダメだけど子供を使うとか本当にダメだと思う。
十年後でもいいから、この人が自分を戒めなくても暮らせるようになって欲しいと思います
それは辛すぎる。
1人で生きていてもつきまとう父親の存在…
会社にバレないようにはならないのだろうか。
だからこそこの人は謂れのない被害にあい続けている。
可哀想で可哀想で涙が出てくる。
傷付いた経験で、人の心の痛みがよく分かる人なんだろうと思う。どうか愛する人と心穏やかに過ごしてほしい。
過去のことは子供だったんだから、何も知らなかったんだから、貴方は何も悪くないんだから。応援してる人もたくさんいるはず。
彼は幸せになる権利があるのに
殺人犯の息子は、殺人犯の予備軍って事かしら?なんのために、わざわざ家まで調べあげて嫌がらせすんだろ?迫害してきた人間も、もちろんこの父親も、本当に胸糞悪い。
この方は、加害者の家族の前に、被害者の息子であって、何一つ悪くないのに、迫害され続けてきたせいで、幸せになることを諦めてしまっている。
父親は言わずもがなだが、嫌がらせしてきた人間も、この方の人生を狂わせた加害者だと思う。
こうして苦しんでいる被害者を虐げる輩がいるから、無差別殺人みたいな事が起きるのではありませんか?
この方はそういう事はしませんが、このような辛い人生を送って来た人の中には怒りが爆発して無差別に人を殺してしまう人もいるかもしれません。
まだ三十代・・・自分の為に生きて欲しい。
できればいないところで全てを終えて欲しかった
こういう絶望感と共存していく救いの手段は何があるのだろうか。
自分なら、自殺ができないならどうするだろうと考えた。
出家して母の冥福を祈る人生になるかもしれない。
お母さんが、殺された子供に対してよくもまあ『人殺しの息子』とか言えるなと。
この人を悪くいう人は片方の面しか見ていないね。
壮絶な人生を歩まれていることが、刺青からも伝わってくる。
どうか残りの人生は心安らかでありますように。
この入墨は「上辺で優しい事言ってもどうせ裏切られるんだから最初から近づくな」っていう偽善者への警告なんだろう
こういう理由で彫るなら、それは有りなのかな。
年端も行かないうちに背負わされた業が深過ぎる。
信用している大人に華麗に騙されていた。
お父さんはお母さんが亡くなったことに悲しんで、頑張って生きていこうってまで言ったのに、犯人は父親。
この子にとっては信用していた世界が悪魔に豹変した瞬間だ。
もう誰も信じられないだろうな…
それも含めて「だれも近づくな、裏切られるのはもうごめんだ」って意味で刺青入れたんだろ…。
もし自分がその息子の立場だったらそんな鬼畜は父親でも何でもないし一日でも早く刑を執行して始末して欲しいと思ってしまう……と思うのだが、実際当事者になったら違うのかな。
ある日突然「保険金殺人犯の息子」になるなんて考えただけで気が狂いそう。
35歳とは言え、どうか父親の事は忘れてどこか遠くで平穏に暮らして欲しい、と思ってしまうな…
優しくよりそうのが普通じゃないのかな。
もし近隣に彼がいたらできるかぎり優しく接したいぞ。
何も悪いことしてないのに。
お母様女優さんみたいに綺麗な方。
この浅はかで悪どい父親さえいなければ皆幸せに生きられたろうに。
この父親が我が子の名前を叫ぶ母親の声を聞いて、なぜ踏みとどまらなかったのか。どれだけ拘置所で弱々しくなって謝罪の手紙を書こうが、その罪は許されないだろう。
そうやって周りが偏見の目で見るから犯罪を起こすようになるのに。
それなのに、この子は偏見の目でみられても、会社を首にさせられてもそんなことしてないじゃない。
不公平だよ、理不尽だよ。
私の義妹の弟も放火で捕まってたけど義妹は義妹だから一言も周りに言ったこと無いしそんな目でみたことない。それが普通だと思ってました。
衝動的になってしまうことは、人には誰にでも起こりうる事だとは思うが、、、子供を使って偽装してまで、保険金を手に入れる、、、これだけはわからない。。。
被害者遺族、加害者遺族の全てが彼に集約されてしまっている。。。
もう普通の生活には戻れないのかな、、、
何もしてあげられない、、、どうしてあげれば良いのかわからない、、、という全く関係の無い私の日常は、いつも通り過ぎていく。。。
少しでも,幸せになってほしいです。
罪を犯したのは、父親です。
息子さんは被害者です。
誹謗中傷はやめてください。
何故父親の身勝手で、息子が人生全てをこんなに辛い思いをしながら生きなければならないのか。
また、最大の被害者である息子さんに対しての世間の目。
何故ここまで業を背負わなければならないのか。
当たり前の世間一般の幸せを自分から放棄しなければならない心境がどれほどのものか。
ただただ悲しいです。
お母さんが死に際に息子さんの名前を叫んだのは「逃げて!」と言いたかったのだと思います。
その時起きていればとご本人は言ってますが、たぶん起きたら一緒に殺されていたと思います。
殺害された母親と一緒に車に乗っていたと後でわかった時はどれほど辛かっただろうか。
どこまでも身勝手なこの父親は絶対に許せない。
父親を憎む気持ちと同時に嫌いにはなれない父への愛情
想像もできないくらいの複雑な感情にずっと苦しまれてきたことでしょう
加害者家族であり被害者家族だもんなー
どうかご自分を責めないでほしい
こうやって取材に応じてくれたこと恐らく同じような境遇の人きっと救われてます
いじめるとか今後はありえないし、それを理由に遠ざけることは許されません。
むしろそれは犯罪です。
全ての人が時代は変わったことを理解して欲しいですね。
一点だけ。
最初の保険金殺人に触れられていない点だけが気になります。
自身に置き換えれば、その一点だけで父を許す気にはならないし、むしろ葛藤は抑えられる気がします。
思いを引き摺らないためにも、冤罪の可能性がない刑の執行については速やかに行うべきだと思います。
生きる資格がないのだから。
と言えば妻には情が薄いって言われますけど、血縁や家族である事が自身の信念を歪める理由にはなりません。
幸せになって欲しい。本人がそれは良心の呵責があるのならせめて、「今日は天気が良いな」とか「綺麗な花が咲いていたな」とか「ご飯の炊き方が上手にできたな」とか一瞬ずつでもご機嫌になれるような出来事が沢山降りかかりますように。
養父は養母を殺害しており、養父を恨んでいた。
養父を殺害したことがバレそうになって、バレる直前で妻を殺害した。
すべてが負のスパイラルとなっていた。
どうか絶望しないでご自身を大事に生きていってほしいです。
同じような境遇の知り合いがいないから話せて良かったと仰っていた記憶があります。
家族を持たないと頑なになり、誰かと友情を深めることもできず、親が起こした事実と向き合いながら一人生きていく…
私は運良く後ろ指を刺されるような問題を起こさず育ててくれた親がいて、おかげで何でも話せる友人がいて仕事も不自由なくある。
辛い、私は恵まれていないなんて思ったこともありましたが、とても恥ずかしく思います。
苦しくて自分を戒めないと壊れそうになるから仕方ないことなのだろうと勝手に思ってますが、お母さんはきっと彼の幸せをとてもとても望んでいるだろうな…
この方は凄くしっかりしてると思います。
こういう方を守らないといけないですよね。
この方には何の落ち度もないんですから。
親の勝手でこんな人生背負わされてるんですから。
管理人の率直な感想
壮絶すぎる人生。
「もし自分だったら」と考えることすら引け目を感じてしまいます。
被害者家族へ誹謗中傷をぶつける人間は一定数存在します。
熊本3歳女児殺害事件で犠牲になった女の子の父親に誹謗中傷が向けられている現実を過去に取り上げました。
「有名になれてよかったな」という言葉。
わざわざ講演の場に行って悪意を直接投げかける輩。
娘が殺害されて名前を周知され喜ぶ親がどこにいますか。
信じられないことに、そういう人間がいるんです。
刺青に疑問を感じている人がいます。
僕の友人に『亡くなった親友の思いを背負うため』と刺青を入れたやつがいます。
何かしらの思いや決意を刺青として刻み込む人もいるんです。
母親が殺害され、その犯人が父親だったという現実を受け入れられる子供はいない。
世界のどこを探してもいないでしょう。
でも、その辛さを分かち合いたいと努める人はいる。
少ないけど存在します。
この件に関しては軽々しく物を語ることができません。
ただただ大山寛人さんの心の安らぎと幸せを願うばかりです。
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