【豊洲マンション暴行死】人気育児本著者・平石桃子さんの息子が虐待死するという悲劇…渡辺雄二容疑者を殺人へ導いたものとは

事件は2019年9月、東京都江東区豊洲のタワーマンションの一室で起きた。
会社員でシングルマザーの平石桃子さん（34）の長男・山田隆太郎ちゃん（3）が同居していた男の手によって殺害された。

傷害致死容疑で逮捕されたのは、大手重工業・IHIの社員、渡辺雄二容疑者（34）。

「私が出張に行かなければ」

隆太郎ちゃん殺害発覚後、母親の平石桃子さんが発した言葉だ。
「男に預けて海外出張？」「無責任」「自分本位」など、母親を非難する様々な声が上がった。

「仕事と男の両方を得ようとした結果」との声も飛び交う中、平石さんがどんな仕事に従事していたのか疑問に思った方も多いと思う。

まずは事件の概要から振り返っていきたいと思う。

『山田隆太郎ちゃん虐待死』否認し続ける渡辺雄二容疑者

大手重工業・IHIの社員、渡辺雄二容疑者（34）は9月28日、隆太郎ちゃんが風呂場で浮いていると消防に通報した。
駆けつけた救急隊員は、隆太郎ちゃんに心臓マッサージを施した。

しかし、のちの司法解剖で、隆太郎ちゃんの肺には水ではなく多量の血が溜まっていた。
死因は腹部への打撃による内臓損傷のための失血死だと警察が断定。

頭頂部の出血や舌を噛んだような傷も確認されている。
渡辺容疑者は、隆太郎ちゃんを虐待し、暴行を加えた末に死に至らしめた。
暴行死させたにもかかわらず溺死を装ったのだ。

渡辺雄二容疑者は未だに容疑を否認し続けている。

渡辺雄二容疑者は大手重工業・IHI昭島事務所で勤務

渡辺容疑者は、大手重工業・IHIに技術系正社員として入社した。

4年前から東京都昭島市にある同社の昭島事務所に配属。
ジェットエンジンの整備マニュアルを作成していた。

昨年から育児休暇を取得。

今年の春から、前妻との間に儲けた長男と共に、内縁関係となった平石桃子さんの住む豊洲のタワーマンションで、隆太郎くんと4人で暮らしていた。

母親・平石桃子さんと、息子・山田隆太郎ちゃん

「保育園の帰り道、よく親子で手を繋ぎながら歌を歌って帰ってきてね。階段をよいしょ、よいしょって言いながら登る姿が可愛くて、近所のアイドルでした」

こう語るのは2人を知る住民だ。

母子の仲は良く、仲睦まじい様子が伺える。
平石さんは隆太郎ちゃんを愛し、隆太郎ちゃんもまた母親を愛していたことだろう。

その幸せな日々を壊したのが渡部容疑者だった。

平石桃子さん著書『色気は分娩台に置いてきました。』

隆太郎ちゃんの母・平石桃子さんは、北米に本社を持つIT企業の日本法人に籍を置いていた。
仕事で世界を飛び回っていた。

平石さんは、インスタで隆太郎ちゃんとの日々をイラストとともに綴っている。
フォロワー数は10万人を超える。

それをまとめた初の著書『色気は分娩台に置いてきました。』は人気となった。

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育児の忙しさからヒゲを生やしっぱなしにしてしまうなどの体験談は、自虐とも取れるし、育児に奮闘する母親の等身大の姿とも取れる。
飾らずクスリと笑える視点が同世代の親たちを中心に共感を集めた。
発売後も増刷を重ねるほど好評を得る著書となった。

渡辺雄二容疑者の心理

「渡辺容疑者からすれば、自分の子供の母親になってくれる女性を求めて同居したのに、家事や育児の負担が増えて逆ギレを起こしてしまったのかもしれない。一般的な傾向として、連れ子のいる男性だからといって、他人の子の世話まで慣れている人物は決して多くない。シングルマザーの女性は、その点を慎重に見極める必要がある」

「東京家族ラボ」を主宰する家族問題コンサルタントの池内ひろ美氏はこう語っている。

ネット上では、平石桃子さんこと「モモコさん」の書籍のファンやフォロワーさんが多くコメントを寄せており、物議を醸している。

ネットの声

管理人の率直な感想

本の愛読者やインスタのフォロワーさんが結構な人数コメントしています。

あのモモコさんだったの？息子さんが亡くなった？というショックと同時に、裏切られた感があるのではないでしょうか。
元旦那さんも含めた幸せそうな姿やエピソードが嘘だったなんて。

最初から嘘だったわけじゃないと思うんです。

最初は本当に幸せで、平石さんの表現力もあり人気が出た。
フォロワーが増え、書籍も人気になった。

その裏で実は家庭が崩壊していた。
けど今更、後戻りはできない。

色気を分娩台に置いてきたのは本当でも、取りに戻るのが早すぎる！

隆太郎くんは3歳ですよ！

忙しい忙しいと言いながら、あっという間に離婚して、あっという間に恋人を見つけ、あっという間に内縁関係を結び同居している。
そして、あっという間に殺されている。

僕はどうしても平石さんに同情できない。

一番の被害者は隆太郎くんですから。
母親の平石さんも被害者ですが、隆太郎くんの比ではない。

書籍がノンフィクションからフィクションに切り替わることってあるんですね・・・。