【神戸6歳男児遺棄事件】叔父・穂坂大地被告の生い立ちに同情の声も「元凶は祖母」穂坂由美子氏による虐待とネグレクト

「6月は地獄の月にする」

家族にそう宣言した次男は甥を死に追いやり、実の妹らに対して性的暴行を加えた。

「地獄」と称された一連の事件が発覚したのは昨年6月のことだった。

鉄パイプで何度も殴打

「神戸市西区の草むらでスーツケースに入った穂坂修ちゃん(当時6歳)の遺体を警察が見つけ、事件が発覚。県警は修ちゃんの母親であるA被告(35)や叔父にあたる穂坂大地被告(33)らきょうだい4人を死体遺棄容疑で逮捕しています。1ヵ月後となる去年7月には殺人容疑で再逮捕しています」(全国紙社会部記者)

事件当時、穂坂一家は西区にある集合自宅で大地被告の母ときょうだい4人、さらに修ちゃんの6人で生活。去年6月19日、きょうだい4人は自宅で修ちゃんを鉄パイプなどで何度も殴打したうえ、背中に乗って両足で複数回踏みつけるなどして死亡させたとされている。

「死亡時の修ちゃんの体には10ヵ所以上もの打撲痕があり、背中全体に皮下出血が広がっていました。解剖の結果、死因は外傷性ショック死で、暴行を受けた当日に亡くなっていることが判明。捜査で大地被告がきょうだいらに修ちゃんの遺体をスーツケースに入れるよう指示していたとの関係者の証言も出ています」(同前)

実姉への強制性交で再逮捕

逮捕後、検察はきょうだいらに対して約8ヵ月にも及ぶ鑑定留置を実施。専門家による精神鑑定の末、刑事裁判に問えるとの結論に達し、今年4月にきょうだいら4人を傷害致死と死体遺棄の罪で起訴している。だが、大地被告の容疑はこれだけには留まらなかった。

「県警は今年6月25日、実の姉であるA子さんらに対する強制性交と強制わいせつの疑いで大地被告を再逮捕。大地被告は修ちゃんの遺体を遺棄した当日の夕方から翌朝にかけてきょうだい3人を脅迫し、わいせつな行為に及んだ容疑です」(同前)

1日のうちに自身の甥を死に追いやり、実の姉らに性的暴行を加えた大地被告。ある捜査関係者は事件のきっかけをこう語る。

「事件のターニングポイントとなったとされているのが事件直前となる5月にあった大地被告の誕生日。家族から祝ってもらえなかった大地被告が激高し、きょうだいらに対して『6月は地獄の月にする』と宣言していた。その標的となったのが一家のなかで最も弱い修ちゃんだった」

一方、大地被告は取り調べのなかで自身の姉であり、修ちゃんの母親でもあるA子さんについてこう話しているという。

「大地被告は容疑自体は否認しているが、『姉に恋愛感情がある』とも漏らしている。修ちゃんのお世話をするA子さんを目の当たりにし、嫉妬心から事件を起こした可能性が高い」(前出・捜査関係者)

「あの子は不幸の子」

大地被告をここまでの凶行に駆り立てたのは一体何だったのか。その裏にあったのは地獄とも呼べる幼少時代の経験だった。大地被告の子供時代を知る人物はこう語る。

「穂坂一家は神戸市垂水区内の団地に住んでいて、大地もそこから小学校に通っていました。当時は母親と兄や大地を含めた5人きょうだいでの生活でした。あそこの家族は地元では昔から有名なネグレクト家族です。

彼のお母さんは周囲の目があるところでもお構いなしに鉄パイプできょうだいを殴っていた。そのせいで大地たちはいつもあざだらけ。転んだようなレベルのものではない傷でした。口止めされていたのか、あるいは怖くて言えなかったのかは分かりませんが、怪我の理由を聞かれても彼は決して母親にやられたとは言わなかった。私たちからすると、あの子は不幸の元に生まれた子なんです」

そして、知人が口にしたのは被告を取り巻いていた特異な家庭環境と暴力の日々だった――。

参照元：https://gendai.media/articles/-/133235

「元凶は祖母」最凶の毒親が作った悪魔【ネットの声】

管理人の率直な感想

死亡した穂坂修ちゃんの祖母による壮絶な虐待とネグレクト。
鉄パイプ殴打に加え万引きの強要もあった。
穂坂大地被告が子供時代に雨の中を傘もささずに歩いていてずぶ濡れになった姿を見かねた近所の人が傘を貸してあげると母親が「いらんことするな！」と怒鳴りつけたこともあった。

大地被告を含む悪魔のきょうだい4人を作ったのは母親であり修ちゃんの祖母である由美子氏だと言える。
同情の余地はある。

でも実姉に恋愛感情を抱いて性的暴行を加え甥を死に至らしめた事実は不幸な生い立ちを差し引いても凶悪と言わざるを得ない。
更生もへったくれもないだろう。

事件発生当初から負の連鎖と言われ続けてきた事件。
最悪な形でその連鎖は止まった。