島根県松江市、新型コロナ感染の女子高生「特定は不可避」の声…バイト先「BUZZ」クラスター発生の罪…感染者6人の経緯

4月9日、島根県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された。
島根県内初の感染者は松江工業高校の定時制に通う10代の女子生徒だった。
女子生徒感染確認の翌日の10日、女子生徒の母親の感染も確認された。
そして11日未明、島根県松江市は、松江市内で新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
新たな感染者4人はいずれも女子生徒がアルバイトをしていた飲食店「BUZZ（バズ）」に客として訪れていた。

女子高生のバイト先「BUZZ」とは？

BUZZは松江市伊勢宮町にある飲食店。
バーともスナックとも言われている。
定時制と言えど、酒を提供し接客する店である以上、女子高生がアルバイトをする場所として適切か不適切か争点になりそうだ。
ネット上では、飲食店の在り方が物議になっている。
しかし本当の問題はそこではない。
松江市長が、BUZZで集団感染が発生したとの認識を示したのだ。

松江市内クラスター発生の経緯

松江市の松浦正敬市長は記者会見で、女子高生のバイト先であるBUZZでクラスターが発生した可能性が高いとの認識を示した。
現在のところ新しく確認されている感染者4人は、いずれも松江市内在住で20代男性、20代女性、30代男性、40代男性で3月下旬にBUZZに来店した。
20代女性の症状は不明。それを除いて他の3人に症状はない。4人とも感染症指定医療機関に入院する。

松江市は、これまでに常連客と従業員の計21人のPCR検査をした。
うち16人は陰性。残り9人の結果はまだ出ていない。
松江市は「3月半ば以降にバズを利用し、特に発熱などの症状がある人は保健所に相談してほしい」と呼び掛け、さらなる濃厚接触者の特定を進める。
女子生徒は3月19日に症状が出ていながら3月24日まで松江工業高校に通学し、1月～3月28日の間にBUZZでアルバイトをしていた。

女子高生の特定への懸念と飲食店の在り方

女子高校生は3月20～22日の三連休に、母親と一緒に中国ジェイアールバスが運行する高速バスを使って大阪府に旅行していた。
20日午前7時半にJR松江駅を出発し、帰りは21日午後11時にJR新大阪駅を出発する便だった。
不要不急の外出を自粛するよう呼びかけられている中での大阪旅行は批判の的となっている。
ネット上では、女子高生個人を特定することへの懸念と、ウイルスを拡大させる要因となった飲食店の在り方が物議になっている。

ネットの声

管理人の率直な感想

バイト先に関しては僕も15～16歳の時に「18歳のフリーター」と称してパチンコ店の夜間清掃のバイトをしていたので何も言えません。
しかし旅行はマズかった。

「親が親なら子供も子供」と言われても仕方がないし、個人的に擁護するつもりは微塵もありません。

個人の特定に関してですが、女子高生と母親を特定しても仕方ないでしょう。
それよりも濃厚接触者に心当たりがあるなら、それを市に報告した方がいい。
親子を叩いても何も出てこない。不毛な行為です。
大切なのは感染拡大の防止です。

鳥取で感染者が出たばかりなのに、島根のこの件がここまで物議を醸すとは。
女子生徒の行動や環境がややこしすぎた・・・。