【東広島市危険運転致傷】四肢麻痺の同乗女性らが運転手の元大学生らに38億円の損害賠償求め提訴「謝罪なし」「任意保険」の声

2019年、広島県で起きた車の単独事故で、運転していた元少年とその家族に対し、同乗していた名古屋市の女性らが「事故後に障害が残った」などとして、損害賠償を求める訴えを起こしました。

訴状などによりますと、2019年10月、東広島市で時速100キロを超える速度の車がカーブを曲がり切れず、縁石などに衝突し、車に同乗していた女性ら2人が重傷を負いました。

車を運転していた元少年は、危険運転致傷の罪に問われ、2021年8月、広島地裁で懲役2年8カ月の実刑判決を言い渡されました。

この事故でけがをした名古屋市に住む女性は、両手両足麻痺などの後遺症が残りました。

20日、女性とその父親は、元少年とその家族に対し損害賠償を求めて提訴しました。

これまでにかかった治療費や、慰謝料、弁護士費用など約5億円に加え、今後かかる治療費などとして1カ月ごとに約510万円を将来にわたって支払うよう求めています。

女性の父親は「事故に向き合って、きちんと最後まで責任を持って対応してほしいということに尽きると思う」とコメントしています。

参照元：https://www.nagoyatv.com/news/?id=022198

事故の経緯、任意保険、好意同乗…提訴の行方は【ネットの声】

管理人の率直な感想

先日、脊髄損傷の事故に遭った俳優の滝川英治さんの記事を読みました。
車椅子生活で口でペンをくわえて絵を描き続け、この度イラスト作品展が開かれるという記事でした。
ドラマ撮影中の事故。充実した生活の真っ只中で体の自由がきかなくなったら絶望しかないと思います。
それでも「人は何度でもはい上がることができることを証明したい。絵を描き続けたことを誇りに思っている」と今を語る姿はとても力強く、多くの人に勇気を与えたはず。

誰にでも真似ができることではないし、体の自由がきかなくなるという現実を別のベクトルに変えて前向きに生きることは、とてつもなく尊い。

この事故の女性も将来に向けて再生医療やパワーアシストスーツを使ったリハビリや先進医療による治療に取り組んでいるとのこと。
一方、介護や治療費用払う約束を守らず、謝罪すらせず、事故後一年は普通に大学通ってたという元少年。
38億円という額に様々な意見があると思いますが、心情的には38億円が支払われたとしても納得できるものではないでしょう。
制止する声や悲鳴が聞こえても暴走をやめず事故を起こし、後遺症を負わせたにもかかわらず謝罪すらないんですよ。

運転手の元少年とその家族が一生かけて賠償という名の償いをし、それが少しでも女性の身体機能の回復に繋がればと願います。