去年5月、北海道帯広市で、交際していた高校教諭の女性を殺害したなどの罪に問われた36歳の元同僚の裁判…１審の釧路地裁は女性の承諾があったとして求刑の半分、懲役6年6か月の判決で検察が控訴、21日午前、札幌高裁で控訴審が始まりましたが、わずか10分で即日結審しました。
片桐朱璃（しゅり）被告36歳は、帯広市の高校教諭だった去年5月30日、市内のパチンコ店の駐車場の車内で、北見市の教諭、宮田麻子さん（当時47歳）の首をシートベルトで締めて殺害した上、遺体を雑木林に埋めた殺人と死体遺棄の罪に問われています。
片桐被告と宮田さんは、同年3月までオホーツク地方の高校の同僚で、それぞれ妻、夫、子どもがいましたが、2018年から男女の交際関係でした。
裁判員裁判だった1審の釧路地裁で、検察は「宮田さんは、自分と一緒に（片桐被告が）死ぬことを前提に承諾したが、被告人は死ぬつもりがないのに、あるように装って殺害した。自己保身のための身勝手な動機に酌量の余地はない」として、殺人罪などで懲役13年を求刑。
これに対し、片桐被告は「やったことについては、間違いありません。ですが、相手の同意があったと認識しています。この人から逃げるために、これが終わるために、逃げたい、死にたい、その一心でした」などと、承諾殺人を主張。
弁護人も、関係解消を拒まれ続けた末に「極限まで追い詰められて『もう、死ぬしかない』と口にした。万策尽き果てたことによる自然な思考や感情。追死を装ったわけではない。被害者の落ち度が大きい」としていました。
7月28日の判決公判で釧路地裁は、犯行の2か月ほど前の4月3日だけで宮田さんから666回の着信、宮田さんの要求に応じた現金700万円の支払いなどを事実として認定。
その上で「被告人において、被害者と死ぬつもりがなかったと認める一方で、被害者は被告人が生き残る可能性をわかっていながら、異を唱えることも抵抗することもなかったため、被告人の死は承諾の前提としない」などとして、被告側の主張する承諾殺人罪を適用し、懲役6年6か月を言い渡していました。
懲役6年6か月は、承諾殺人罪の上限の7年に迫るものの、求刑の懲役13年の半分…この判決を不服とし、検察が控訴。
21日午前、札幌地裁で始まった控訴審で、検察は1審と同様に殺人罪の適用を求めた上で、新たに宮田さんの夫や捜査報告書を作成した警察官の証人尋問などを求めたものの、全て却下され、控訴審は約10分で即日結審しました。
判決は、来年1月11日に言い渡されます。
＜これまでに検察と被告・弁護側が明らかにした経緯など＞
■検察
・2016年に同僚となった際、すでに片桐被告に妻、宮田さんには夫と2人の子ども
・2018年から交際「妻と離婚する」などとウソをついて、関係継続しながら解消も考える
・2021年、妻との間に子どもが生まれる
・2022年、帯広市の高校に異動、解消に向けて連絡避ける
・頻繁に宮田さんから連絡あり
・5月29日、顧問をしていた野球部の練習場を訪問される
・5月30日、高校に駐車していた車の中が荒らされ、隠していた住所知られる
・自宅前で待ち伏せされ、走行中の車内で妻と別れることを要求される
・関係解消も継続も不可能と考え、パチンコ店の駐車場で「もう、死ぬしかない」と伝える
・宮田さんが頷いたので「自分も死ぬのであれば、死ぬ気になった」と認識
・一緒に死ぬつもりがあるかのように装い、殺害することを決意
・後部座席に移動し、お互いの首にシートベルトを二重に巻き付ける
・自分だけゴム手袋はめる
・お互いに引っ張り合うも、およそ10分後、宮田さんだけ窒息死
・遺体を自分の車に移して出勤、授業や野球部の活動こなす
・雑木林に遺体を埋め、宮田さんのスマートフォンや車検証焼いて痕跡隠滅
・アダルトサイト閲覧
■被告・弁護側
・2018年、宮田さんから誘われて交際スタート
・2019年、関係解消望むも拒まれ、ヒステリー、50回を超える着信の日も
・別れるなら「700万円ある」と話した全財産を払えと要求され、まず、300万円払うも関係解消できず
・2022年4月、帯広市の高校に異動、住所は隠す
・4月3日だけで666回の着信、高校職員への電話も
・「押しかけられるのが嫌なら、金を払え」と要求され、残りの400万円支払う
・それでも宮田さんの態度変わらず、5月29日、野球部の練習場を訪問される
・仕事があると偽り、高校に車を止めて、タクシーで帰宅
・5月30日、高校に行くと、車内が荒らされていて、ワクチン接種券から隠していた住所知られる
・「あなたの家の前にいる。早く来たほうがいい」と連絡あり、自宅へ
・宮田さんの車の中で「（妻と）別れないなら、赤ちゃんと奥さんを殺す」と言われる
・「もう、死ぬしかない」と伝えると、2回頷いたので、同意があったと認識して殺害
・宮田さんを殺害後、自殺しようとしなかったのは「家族を思い浮かべ、一緒に暮らしたいと思ってしまったから」
参照元：https://www.hbc.co.jp/news/97085e2ef0883da2eb39e134a29fdb64.html
被告に集まる同情、被害者に集まる畏怖【ネットの声】
少なくとも状況的に無理やり殺したという感じではないような気がします。
結局、不倫はやめとけってことですね。
既婚者だから、相手にはあっさりとは限らないんですね
（本当だとしたら）なんでそんなに執着したんだろう？
この女性は夜叉になってしまったんだとうな。
野球の試合の場に彼女が乗り込んできた時の被告の心情を想像すると本当キツい。
この世で一番会いたくない人間が目の前に現れる場面が目に浮かんで。
700万渡しても付きまとわれるってきついな。
ただ、付きまとわれる方も既婚でありながら被害者と男女の関係持ってたのがな。もし関係が無く付きまとわれるだけならどこかの段階で警察に相談出来たんだろうけどね。
しかし殺されてしまった方の残された家族はびっくりだよね、自分のお母さんが不倫して脅迫、ストーカー行為までしてたなんて。一番気の毒だろ。
何にも無くても色々ある時期に、これはキツすぎるよね。
子供の事も考えずに「女」になれるの凄いな…。
これいうと「被害者が悪いというのか？」と言われそうだが悪いのは被告が大前提で、だから有罪判決になった。
殺して死体を埋めた後の、アダルトサイト閲覧が気になる
こんな親だったらメチャクチャどころではない
つまり人の命より自分のプライドってこと。
単純な男女関係のもつれじゃない・・
両方の家族が気の毒すぎる。
被害者に子が2人居るようだが、おそらく物を理解できる年頃だと思われるけど、自分の母親が家庭の外でこの有様ならなんて思うのだろうか・・。
終わってるわ。
執着が異常な女性と知り合い、殺人犯になり、、、
７００万を渡しても自宅の住所まで突き止めて待たれて
殺人にしての、刑として短いのかもしれませんが、ここまで執着されたら冷静な判断も失うと思います。
殺人は悪い事と当然の事ですが、今回の事件は求刑の半分でも仕方ないと思える事件です。
やったことが顔と名前と共に全てばらされ。
あそこんちの息子さんが娘さんが。奥さん、お母さんがってずっと残る。
まあそう言うのさえ忘れるくらい溺れるのが不倫なんだろうけど。不幸でしかない。
だけど被害者にも夫と子供がいる。そちらの家族関係はどうだったんだろう
もし加害者が離婚に応じたら自分の家族はどうするつもりだったんだろう。
一方、被害者の遺族も、自分の家族が不倫した上にストーカー化した挙句、不倫相手に殺害されたとか外聞が悪すぎて、自分たちは何に対しての被害者なのだろうかと、被害者面するのも難しい。
自分の子どもが一番可愛くないですか、不幸にしたくないと思いませんか。
子どもと一緒にいる時間が一番幸せな私は、幸せ者なんだろうな。
追い詰められていく加害者。
殺すしか無かったというような犯罪描写。
家庭を顧みなかった二人の事件ですが、残された被害者の家族を思うと辛い。
美魔女と言われる被害者の女性教諭も「ほどほど」でやめときゃこんな目に合わずに済んだのに…自分の立場に置き換えて、不倫相手のオトコが同じ事したら、言って来たらと考えたら、金を受け取ったりしつこく何百回も電話なんて出来なかったはず…
すごい執着だなぁ
そして別れる時のストーカー行為に700万円の要求に家まで探し当、妻子を殺すとまで言われた時点で諦めて、嫁と警察に全て話すべきでした。
相手が離婚したらするつもりだった？そもそも加害者は離婚の意思は無かったけど被害者はあったのかな？
どちらにも家庭があるのに、慰謝料？手切れ金？ってなんだろう？
一方だけが悪いの？
なんかズルいね
自分可愛さに離婚を選ばず残された子供たちに『殺人者の子供』という重荷を背負わす最悪の選択をした。
このケース、男女逆で女性が加害者となったら相当同情されるだろうし判決も軽くなるだろう。
だとしたら、懲役6年というのは、不倫の代償にしか思えない。
被害者にもいろいろ問題があったようだし、家族が可哀想過ぎる
それにしても当事者2人の家族の心情を思うとやりきれないな。
子どもの事は考え無かったのだろうか…
浮気をする気もなくなる
凄い執念です。
事実認定されている事柄を見ても、被害者の方が頭がおかしいように思えるし、被告が追い詰められていく様子には恐怖しかない。
自業自得とはいえ、重すぎる代償を払うことになったと思う。
生徒のショックも大きい事で。
確かに殺された女性も異様なほどにしつこ過ぎた。
年若い彼氏を手放したくなかったのでしょう。
それにしても離婚覚悟ですべてを家族に打ち明けていれば殺人などすることもなかったのに。
加害者はどうするのが正解だったんだろうね？
こん人達が不倫しながら教師やってて、
事件起こさなきゃ普通の夫や妻で家庭人で良き社会人だったのかと思うと、色々考えさせられるね。
友達が舞い上がって不倫をしたと聞いた。大学時代、モテない友達だった。
若いとき遊ばないとあとで苦労するというのは真実だ。
社会の倫理から外れたことはダメってことですね。
奥さんと相手の主人と互いのお子さんがかわいそうですね
自分の母親が殺されてこんな常軌を逸した行動してたなんて居た堪れない
同意の上で始まった薄汚い不倫関係なのに自分にも夫や子どもがいるのに、恐ろしい執着。
被害者側の落ち度ってコレに尽きるよね。
W不倫の果ての結果。亡くなったのは残念に思うがどっちも擁護する気になれない事件。被害者は両者の家族子供だろうね。
まともな教育してそうに思えない
もしかして666ってわざとこの数字にした？
まあ、不倫は共犯だけど。
気持ちを考えるといたたまれないですね
母親が男に狂ってストーカーしたあげくにこの事件を招いたわけだから
妻の裏の顔だったのでしょうか。
殺されるようなことをする女も悪い。
600回越えなど想像を絶する。しかも金払っても終わらない地獄。
無罪で。
そこが別れ道だったな。
関係解消の為に700万円もの支払いをしたにも関わらず、被害者が住所を突き止めて、そこへ現れて脅迫されていた事を考えると、さすがに怖いし、被告人に同情してしまう…。
支払った高額な700万円の意味は無いし、ここまでされたらさすがに精神的に追い込まれてしまうだろうな。殺害は重罪だが、情状酌量の余地は十分にあると思います。
管理人の率直な感想
僕は被告に同情するつもりは一切ありませんが、「この人から逃げるために、これが終わるために、逃げたい」という部分だけは信用しています。
被害者を殺害するに至るまで、そこまで追い詰められた理由として、この事件を経緯を見ると合点がいきます。
同時に主従関係や、どちらの気持ちが大きかったのかも見て取れます。
被害者は被告の家族の命を脅かす発言をしていますが、本当にやるつもりだったかと考えると疑わしい。
どうしても交際を続けたかった故。被告を手放したくなかった故だと思えます。
しかし被告本人にとっては恐怖や脅威でしかないわけで、666回の電話や現金の支払いが充分な布石になっていたはず。
「不倫の代償」の極致。
その代償が大きすぎた。
検察側が提示した被告のアダルトサイト閲覧。
「なんだこれは」という人が多いと思いますが、僕もその一人です。
とにかく何でもいいから刺激的なものを観て逃避したかったんだろうか。
とにかく両者の家族が気の毒すぎます。
特に子供にとってこの現実は辛すぎる。
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