承諾を得て、長年にわたり介護してきた寝たきり状態の長男を殺害したとして、承諾殺人罪に問われた督永勝次被告(82)=滋賀県野洲市=の判決公判が10日、大津地裁であり、大嶋真理子裁判官は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役4年)を言い渡した。
大嶋裁判官は判決理由で、被告は週末に施設から長男の剛志さん(50)を連れて帰って自宅での介護を続ける中、父親としての責任感から近隣に住む家族に頼るわけにはいかないと考えたと指摘。「介護の負担を自ら抱え込み思い詰めた結果、犯行に至ってしまった」と述べた。
殺害という結果の重大性を非難する一方で、「長年の介護の献身ぶりは周囲も認めていた」「自責の念を抱くとともに深く反省し、日々被害者の供養をしている」などとして実刑ではなく、執行猶予が相当と結論づけた。
判決によると、督永被告は昨年12月7日、野洲市の自宅で剛志さんの承諾を得た上で、首を絞めて殺害した。
これまでの公判で督永被告は、剛志さんが高校生のころに交通事故で大けがを負い、30年以上にわたって日常生活の全般を介助していたと説明。自らが高齢となるにつれて体調が悪化し、剛志さんの将来を悲観して犯行に及んだとした。前回公判の最終意見陳述では「周囲に相談しないのは間違いだった。つらくて、深く反省している。今後は息子の供養のためにできることをやります」と述べていた。
参照元https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1437321
悲しき承諾殺人…30年以上にわたる親子の苦悩【ネットの声】
ヘルパーさんたちの応援もあったみたいだけど、施設にいれなかったのは、息子さんが寂しそうな顔をするから、、とこの父親が言っていたというのを読んで心が痛みました。
30年近く毎日毎日介護していく中で、少しでも息子が良くなったらいいという希望もあったと思います。
最後のとき、唯一動く片方の手でも抵抗をしなかったという文が涙で読めませんでした。
実の子とはいえ、男親がこんなにも長く寝たきりの息子の介護をしてきて、我が手にかけたなんて、、罪を償うためにも、この手の判決は執行猶予をつけない場合もあるかとおもいますが、この父親はもうだいぶ高齢で病気その他を考えた結果なのでしょうね。
高校生男子が部活の帰り、冬ですでに暗く、いつもの道には電灯もなく..
自転車で急いでいた。前にコンテナトラックが止まっていた。が、真っ暗でコンテナ車の後ろも大きい四角の真っ黒で・・・
同じく脳挫傷で、寝たきりで家で親が介護していた。。
親はスグ電灯の要請をして取り付けられたが、
そのコンテナを止めていた運転手に咎めは無かったのかと腹が立った
その姿を見て、身の回りのお世話をして。自分のしたい事も諦めてきただろう。
きっと子どもの幸せをひたすらに願う親だ。
確かに息子さんを殺してしまったのかもしれないけれど、息子さんは感謝してると思う。
どんな言葉も軽くなってしまう気がするほど、お父さんの愛情が深いんだろうなって涙が出た。
自分が死んだあと無償で息子をずっと面倒見てくれる人がいるなら、こんなことしなかっただろう…
じゃなきゃ30年以上も介護生活なんて続けられない、責任感もあるだろうが、息子への愛がなきゃできない
多分この人は本当に優しい人なんだろうな、周りへ負担をかけたくなくて相談できなかったことからもそれが伺える
それでも誰かに話を聞いてもらえたら思い直してたかもしれないと思うと辛くて仕方ない
せめて残り人生は長男の事を想う日を過ごして忘れずにいてあげれは良いんじゃないかと思う。
誰もこの父親を責められないよ。
誰かのために生きることは尊いことだ。成り行きでそうなったのかもしれないがこの父は逃げなかった。30年も。尊いことだ。
息子さんも辛かっただろうね。
自分も短期間だったけど怪我で首から下動かせない時があったから息子さんの気持ち少しはわかるかも。
ロスト・ケア。
絶対こうなるよね。
だれも責められないですよ。
30年以上も一緒に頑張ってきたお父さんと息子さんの辛さは、とても計り知れない。
お父さん、よく頑張ってきたと時分を褒めてほしい。残りの人生せめて穏やかに過ごしてほしい。
自分より絶対に人生を謳歌して欲しいと願っていたであろう息子をずっと介護する事になろうとは。本当に献身的に支えて来たんだと思う。
亡くなった子の気持ちは分からないけどきっとお父さんに殺められるのなら許していたと思う。大好きな父親にこんなに大切にされたんだから。父親も辛かったろうけど何も出来ないのに生かされてる子供もまた辛かったと思う。
当の息子さんも。高校生なんて、一番元気で夢もある時。そこで寝たきりになって30年。どれほど絶望し、辛く苦しかっただろうか。
これは法では裁けない。他にどんな救いがあり、誰が父子を救えただろう。父も高齢で病気を抱え、もう限界だったのだ。
お父さん、自分を責めないでほしい。息子さんは、父の愛と労苦を身に染みてわかっていたと思う。息子さんも今は苦しみから解き放たれ、きっと天国で安らかに休んでいるだろう。
30年、なんという愛情の深さと忍耐力だろうか。
罪にならない形で、心残りなく一緒に死なせてあげたかった。
死後の世界なんか無い。
無いのだから死ぬ直前まで、如何に心安らかにいられるかが全てだろう。
これだけ愛した息子をその手で殺し、自身は生き残ってしまった父親はどれだけ時間をかけても罪の意識からは逃れられないだろう。
こんなに惨い事はない。
夢に出てきてしまう
普通の感覚の人が人を殺めてしまうってそれほど(強烈なトラウマが残る)の事なんだろう
ただ今回の件は、自分のことより息子や他の家族が大事だからこうなった
自分勝手な人間が起こす事件とは全く違いますね
心のケアが必要ですね…
私にも障害を持った子がいて(私より先に亡くなりましたが)自分が年を重ねていくと、いつ自分も死ぬかわからない、この子が残されたら誰が面倒を看てくれるのかってそればかり考えましたから
きっと、30年の間に何度も死のうと考えたんじゃないでしょうか。
息子さんもお父さんの愛を感じていたから、うんと答えたんだと思う。
切なくて苦しい。もっと外部が支えることはできないのかな。
お父さん、息子さんはきっと笑顔で天国で待っていてくれると思うよ。
誰かに息子の世話任せるにしてもお金は必要だし、そのお金は自分が死んだら出てこないし
お父さんも辛いけど、高校生という若さで、しかもサッカー部に所属して自主練するような活発な少年だったのに、その後30年以上寝たきりだったのか・・・どんな絶望の日々だったのか、想像するのもキツい。
ふだんは無理心中許さん人間の自分だけど、これはさすがに責められない。お父さんには、あとは静かな供養の日々を送って欲しい・・・
サッカー部に所属し溌剌とした高校生活、将来やりたい事が沢山あったでしょう。
一瞬で奪われた夢や希望。
今後治る見込みが無い絶望。
ご本人もご家族も辛い30年だったと思います。
身体の筋力はなくなり、リハビリで立とうと思っても立てない
毎日病院に仕事の後に来てくれる両親にも申し訳なかった
元に戻るまで2年くらいかかりましたが本当につらかった
それが治る見込みもないまま30年・・・息子さんの絶望もお父さんの絶望も想像を絶するものだと思います
まだ治療が確立していない病気が一つでも治る病気になりますように・・・
この息子さんが安らかに眠りますように
高校生の若さで将来を絶たれ、年老いたお父さんがいなくなったら生きる気力もなくなってしまうでしょう。
良くないけど、、、息子さんやっと楽になれたのかもしれませんね、、、
同じ年月を過ごしてきた自分自身を思うと、何ともいえない気持ちになる。
30年も頑張ってきたら、障害を持った息子を置いて死ぬに死ねないもの…
悲しくて切なすぎる。
罪のない無関係の他人を傷つけたわけじゃない。もし自分が長男さんの立場だったら気持ちは同じですし、親父が亡くなった後は誰に面倒みられるのか?自分だったらその方が怖い。
30年頑張ってくれたお父様の手で終えたのは本望だったと思うし、残りの余生を罪を背負わずに生きて欲しいです。
実の父親の手によって、この世を後にした息子さんの心境は、自身の境遇と重ねて、どうであったのだろうか…
この親子や老々介護の末などに起きる、不幸な結末を繰り返さない、何か良い対策はないものかと、このような事件を聞く度に深く考えます。
30年以上の介護生活、全て1人でやられて来たんですね。
排泄や食事管理、体位も床ずれが出来ぬように。
お父さんもメニエール病等、患われ自分でもさぞかし限界を感じていた結果だと思う。
この子を一人だけ残して、と悲観にくれたのだろう。
私が息子さんと同じ立ち場だったら、同じ様にして欲しい。
1番活発でこれからの将来が楽しみな学生時代に事故が起きてしまった時の衝撃と絶望感、その後多分あらゆることを犠牲にして息子を支え続けた献身性、自分も老いや死期を感じ、息子の将来を案じての行動
もちろんこんなやり方が最適ではないことなんてお父さんは重々承知してたと思うけど、本当につらいなぁ
事業所と施設ディに行きますが、介護士さんから笑顔だからほっとすると、言われてこちらも安心します、将来はたぶん施設でしょうが、介護士さんと親子の関わりは1番信頼される事です家庭内は分かりませんが、頼ること、相談しなかったんですね、福祉課も手紙は来ますが、忙しい感じです、申請に行くと嫌な顔されて落ち込みます、。辛い事件です
そこまで追い込まれた介護生活と
82歳の親に介護される息子の心情を想像するだけで地獄だ
こんな地獄がこの世にはそこらじゅうにある
交通事故には本当に気をつけないといけない。
これでいいと思います。
天国で元気な息子さんと再会できますよう。
残りの人生しっかり供養するとともに、自分の人生も楽しんでほしい。
息子さんも父に感謝こそすれ恨んでなんかいないと思います。
これは妥当な判決だと思います。
30年以上の息子さんの介護、並々ならぬものだったと想像がついたからだ。
父親もメニエール病も患い始め、自身の事もあり行く末を相当悩んだのだろう。
介護は本当に生半可では決して出来やしない。
それを長きに渡り、続けてきた。
きっと苛まれる事も有ると思う。
けれどこれからは、せめて穏やかに過ごして欲しい。
今回、長年の父親の献身的な介護を勘案して、執行猶予判決が出た事は妥当だと思います。しかし、父親の心の傷は癒える事はないでしょう。生涯苦しい心持ちを背負っていかなければならないかもしれない。自らの選択が正しかったのか後悔の念に苛まれるかもしれない。心のケアが必要だと思います。
明日は我が身だと思って、自分事として考えなければならないと思っています。
管理人の率直な感想
16歳で交通事故に遭い、後遺症で30年以上寝たきりの生活が続いていた息子の剛志さん。
自身の体調が悪化しても息子の介護を献身的に続けた父親の督永勝次被告。
「交通事故さえなければ」と何度考えたことでしょう。
僕も含め、この報道を見た多くの人が同じことを考えたはず。
全ては愛情ですよね。
息子の命を奪うということも、それを受けれいる息子さんの意思も。
悲しすぎるし辛すぎる。
罪は罪だから無罪にするわけにはいかないけど、当事者だけではなくこの裁判に関わった裁判官・検事・弁護士、全ての人間が同様の思いを持っていたはず。
交通事故が憎い。
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