【本日「王様のブランチ」で紹介】呆れるほどの怪作!最新作「熱帯」森見登美彦【11月17日放送】

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本日の王様のブランチで、森見登美彦の最新作「熱帯」が紹介された。
今までにない物語と展開。
小説の性質を生かした初めての展開であり、今までの小説の根底を覆す展開でもある怪作だ。

昨日、発売されたばかりの最新作「熱帯」。

「決して読み終えられない本の謎」とは?

その不思議な魅力のある小説に迫る!

この本を最後まで読んだ人間はいないんです

記憶を失って南の島に流れ着いた男が、その島に住む男に救われることから始まる冒険物語。
しかし、結末に辿り着く前に「熱帯」は忽然と手元から無くなってしまう。

「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」

無くなった「熱帯」を追い求め、壮大な本の旅が始まる。

熱帯をなくしてから数年後、主人公はある集まりに参加する。
そこにいた人たちに話を聞くと全員にある共通点が。

「誰も最後まで読んでいない。誰も結末を知りません」

彼らは皆かつて「熱帯」を手に入れるも、最後まで読むことが出来なかった。
「熱帯」の謎に迫るため、それぞれ自分が読んだ部分を語り合い、繋いでいくと・・・。

「この世のあらゆることが「熱帯」に関係している・・・」

小説の中に同名の別の小説が存在する今作。
そこには著者である森見さんの、ある企みがあった。


森見登美彦さんが語る、最新作「熱帯」

王様のブランチの中のインタビューで、森見さんは今作についてこう語った。

「いざ読み始めた小説の中に、また別の小説が出てきた時、急に自分がいる場所がグラっとするんです。自分が今いるところは本当に現実なのかな・・・っていう。そんな小説が出来ないかなっていうのを企んでいたところはあります。」

■今作に込めた思い
「実は自分が生きているのは何かしらの運命に従っているんじゃないかとか。つまり「物語」ですよね。事前に用意されている何かの物語に自分が巻き込まれているんじゃないかとか、そういうことに繋がってくるのかもしれない。」

現実と非現実を行き来する、不思議な本を巡る冒険ファンタジー。
是非これまでにない読書体験を味わってみてください。

とのことでした。

実際読んだコメンテイターの感想は?

「怪作とのことですが、まさしくその通り。浮遊感が強すぎて読んでいて酔ってしまうような感覚もある。良い意味で本として「何読んでたんだっけ?」という。物語が一つの時間軸で進んでいかないので、前後とか左右とか上下にウワーって引っ張られていくような感じ。今現実なのか非現実なのか、自分がいる場所が分からなくなる感覚もある。読み手によって感じ方や感想が全く違ってくると思う。」

それに対して他の方は

「沢山の本を読んできましたが、今までに味わったことのない読後感です。読み手によって感想も違うでしょうし、好きなシーンも違うと思うんです。森見さんに感想をお伝えした時に「そういう読み方してくれたんだ!」と言ってくださったりとか。読んだ人同士で集まって読書会を開いてほしい。」

と、絶賛のようですね。
これは個人的にも読まなくちゃです。

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ついでなので管理人おすすめの本もご紹介

■ゲームの名は誘拐
東野圭吾さんの作品。
有名どころで申し訳ないです。
誘拐を題材として取り上げる作品だと、普通は被害者である誘拐された側の目線になりがちですが、僕が読んだ感想は「誘拐犯もいろいろ大変なんだな」でした。
誘拐犯は『訳あって』誘拐したんですけどね。
最後にはすっかり誘拐犯側の目線になっちゃって「そりゃあんまりだろうよ~!」って思いました。
・・・これが読書感想文だったら0点ですね。

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■葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午さんの作品です。
すったもんだの物語なんですが、最後に大どんでん返しをくらう作品です。
「だって今まで・・・今までさ・・・だって・・・そっか・・・って、えーーーーっ!?」です。
感想文だったら0点ですね。
これは絶対に映画化されません。断言します。
だって無理ですもん。
性描写とか暴力的な表現とかじゃなくて、設定的に絶対不可能なんです。
そんな作品。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) [ 歌野晶午 ]

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そうだ!森見さんの「熱帯」の紹介だったんですよね。
すみません。
これが僕の悪いところ。

もう一度貼っておくので勘弁してください。

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