実母の一周忌に未成年で飲酒運転をし、脊椎損傷し、半身不随となったならちゃん。
障害者YouTuberとして活動する彼は、17歳の時にバイクで飲酒運転をしたこと、脊髄損傷者としての日常生活の様子から、「障害者のリアルなトイレ」や「脊椎損傷の大きな悩みのひとつ 障害者の性」など、人に言いづらいことも包み隠さず発信している。
画面ごしでは「障害」はあれど、20代のやんちゃ青年にも見えるならちゃんが、いかにして半身不随になった自分を受け入れ、今のような姿になったのか。事故当時のことや半身不随になってからの葛藤、現在の自身の想いなどを聞いた。
飲酒運転で脊椎損傷、絶望と孤独な日々の中で“人生を変えた出会い”
――事故当時のことを聞かせてください。
【ならちゃん】17歳の時、バイクの二人乗りで飲酒運転をして、事故に遭いました。目がさめた時には集中治療室にいて、身体のあらゆるところに管が繋がれた状態でした。そこからリハビリ病棟にいくまでの3ヵ月の間に、怪我の合併症で肺炎になって、人工呼吸機に繋がれたこともありましたが、当時は深刻に受け止めていなくて、「長く入院しなきゃいけないんだろうな」とぼんやり思っていました。口からものが食べられないことって本当につらいんだなって(笑)。
――事故に遭った時は、バイトからの帰り道だったとか。
【ならちゃん】母を亡くしたことからの現実逃避もあって、その頃はバイトばかりしていたんです。お小遣いもなかったから、シンプルに自分のお金もほしかった。奇しくも事故を起こした日は、ちょうど母の命日でした…。
――お母様はならちゃんさんにとってどんな存在でしたか。
【ならちゃん】父は早いうちに離婚で家を出てしまっていたので、小さい頃から僕には母だけでした。甘えん坊な子どもだったように思います。姉と妹とも仲はよかったけれど、母は特別でした。
――脊椎損傷で、半身不随になったことが分かったときはどのような心境でしたか。
【ならちゃん】事故から4ヵ月、リハビリ病棟に移ることになった時に、主治医の先生から「もう歩けない」と言われました。確かに先生に足を触られても、感覚がない。これからリハビリ病棟に入るのに、もう一生歩けないというのなら、なんのためにリハビリをするんだよって。言いようのない怒りがこみ上げました。
当時は今後の生活なんて何も想像がつかなくて、リハビリが始まってからも、看護師さんやリハビリスタッフさんにたくさん八つ当たりしてしまいました。一方で、自分の生活もあるのに、身の回りをサポートしてくれている姉や妹には、申し訳なくてぶちまけられなかったのです。
――つらいリハビリや闘病中、ならちゃんさんにとって支えや救いになっていたものは何ですか。
【ならちゃん】ある日、他のリハビリ病院から自分と同じ脊椎障害がある人が転院してきたんです。かっこいい車椅子に乗っていた彼女は、僕にいろんなことを教えてくれました。「私がもといた病院には、ならちゃんと同じような障害を持っていても、ひとり暮らしをしている人も、自分でトイレにいける人もいる。車に乗って通勤する人もいるんだよ」と。
それまで、一生病院で、テレビとにらめっこするんだと思っていたのでそれはそれは衝撃でした。その後、彼女にリハビリ病院を紹介してもらうことに。そこでは、同じ障害を持つ歳の近い友人もできました。
今考えると、関わってくれた人々、病院がとても温かった。それが支えになっていたかもしれない。時にふざけ合ってくれたり、時に励ましてくれたり……変わらなきゃって、そうじゃなきゃ恥ずかしいなって思わせてくれたんです。
「誰かに必要されたい」切実な欲求がYouTubeをはじめたきっかけ
――ひとり暮らしの中での、なかなか人に言えない悩みも動画で発信されていますよね。
【ならちゃん】脊椎損傷者のトイレの大変さ、性欲についてなど、気になってもなかなか聞けないこと、言えないことも包み隠さず配信しています。自分自身、障害が理由で友人や社会に壁を作ってしまっている部分があったんです。どんなに仲のいい友人でも、遊んでいる時に排泄に対する不安を感じた時、自分からは言いづらいと思ってしまう。なので、こうして発信することで、周りに障害者がいる健常者の方の意識が変わったり、障害者自身が周りに相談しやすくなったりしたらいいなと思っています。
――未成年飲酒運転のことも脊椎損傷のことも、人に言いづらいことだったのではないかと思います。なぜ顔を出して世間に発信しようと思われたんですか。
【ならちゃん】長いリハビリ生活のあと、ひとり暮らしを始めたのですが、生活にハンデは多いし、自分の家庭を持ってきちんと子育てしている姉妹たちを見て、比べてしまう自分がいて。自分が存在する理由がわからなくなって、引きこもりになってしまいました。そのときに、誰かに必要とされたい、繋がりたい――すがるような気持ちでYouTubeやSNSを始めました。
そこからインターネットで人と関わっていくうちに「自分を変えたい」「誰かの役に立ちたい」という気持ちが強くなっていったんです。それなら今の自分を正直に話さなければと思い、公表することにしました。
――不安はありませんでしたか?
【ならちゃん】もちろん不安は大きかったです。批判的な言葉を覚悟していたので。でも、それ以上に飲酒運転に対する意識を変えたいという気持ちが大きかった。少しでも、誰かの意識が変わるきっかけになればいいなって。
包丁で自殺未遂、周りの人たちの存在に「今は死ぬ時じゃないんだな」
――YouTubeでの発信では、ご自身の現状に明るく向き合っているように見えます。そのようになれたきっかけは何でしたか。
【ならちゃん】実は「このまま生きていても仕方がない」と強く思っていた時期に、自分から命を捨てようと思ったことがありました。
死のうと決めた夜、ベッドの上で自分に包丁を突き立てました。手にハンデを抱えている僕には、深く刺すことができなかった。そうこうしているうちに軽い切り傷が熱をもって全身がだるくなってしまい、その日は諦めました。
次の日、訪問看護に来てくれた看護師さんが、僕の異変を察してくれて。何を聞くわけでもなく温かいごはんを作ってくれたんです。それでなんとなく、死にたかったことを相談したんです。そのとき看護師さんに励まされて「ああ、今は死ぬ時じゃないんだな」と感じました。
今はYouTubeのおかげでより生きることに前向きになっています。応援してくれる人からの温かいコメント、障害を持つ方の家族の方からメッセージをいただくようになり、やっと自分の存在意義を感じるようになったんです。自分は一人じゃないんだと。
――今、幸せですか。
【ならちゃん】飲酒運転の事故で巻き込んでしまった被害者の方のことを考えると、今の自分が幸せと言ってしまうことはすごく失礼にあたるんじゃないかと思います。しかし、事故を通して、僕みたいな法に抵触してしまった人間を温かく包んでくれる人たちの存在に触れ、社会に貢献したいっていう思いが芽生えたことも事実。だからといって、それが幸せかと聞かれると考えてしまいます。。
参照元:ORICON NEWS
ネットの声
武勇伝には決してなりはしないから。
更生するならコツコツと静かにやって欲しい。
厚顔無恥とはこのことだろう。誰でもお金が稼げる。
表に出ちゃダメでしょ。
メディアだって報道番組や警察24時で散々飲酒運転を「不届きもの」とバッサリやってるじゃないか。
我々の税金がこういう輩の医療費に回っていると思うと納税しているのがバカバカしくなる。
親やまわりの言う事を聞かないとこうなると。
真面目に生きてて事故に巻き込まれて・・だったら分かるけど。
散々他人に迷惑かけてきたんじゃないかな
加害者には償えたのかしらね?
まだ自分の頑張りは二の次かな
ただの言い訳。
まーよくぬけぬけと顔出し取材に応じたね。
悪いけど同情出来ないわ。
犯罪者が何言ってるのでしょうか?
一時的な行動に留めず、長く続けていって下さい。
飲酒運転のリスクをPRする事にもなりますからね。
じゃねえよ。
事故を起こしてしまった
だろ
なんでもかんでも他人のせいにしてる感のある会話。
何か、全然同情出来ないのは俺だけ︎?
この人に共感は出来ないけど。
要はしくじり先生でしょ、この人は
これを美しく仕立て上げて出すのってどうなんです?
ただ、過去の罪を明かして、いまの現状を伝えている姿はまぁまぁ立派なのだろう。
ちゃんと罪を償っているならまだ若いしやり直しは出来る。
ただこれを美談にしてマスコミは伝えてはいけない。
よく一度の失敗で諦める事無い などというのがいるが、それは過失での話。明らか自分の行動の問題で被害者を産んだのだから美談のように書くのはお門違い 責任逃避と思われても仕方がない。
SFじゃないの。まず事実を受け止めないと。
そして、まったくをもって言い訳にもなってない。
母子家庭で鬱憤を溜めていれば、飲酒運転で事故を起こしても許されるの?それ、本気で被害者や警察、裁判所に対して言えるの?
youtubeで得た金は被害者に送金するのかな?
そっちの方を「人に言いづらいことも包み隠さず発信」はできないのかな
過去に犯した罪を、恥ずかしげも無く武勇伝の如く語る有名人と、それを面白がって取りあげるメディアはどこかズレているんだと思う。
最悪、人の人生めちゃくちゃにしていたかもしれないのに、そこまで考えず自分のことばかりで語っちゃって。
免許保持してる奴だったら飲酒運転なんかしないし。18で取得して一回もしたいと思わなかった。この差ってなんですか?
って、自殺は自ら行ったことでしょ。
それを乗り越えるって。。。綺麗事というか何というか。
ちょっとしらけるよ。
いじめられてた人が
いじめを乗り越え、ならわかるけども。
高熱の体温計の写真をあげて「大丈夫⁇」って何百件コメントつくよりも、栄養ドリンクとかポカリとか買って駆けつけてくれる友人が1人いたらいいな、とおばちゃんは思う。
本人が大変なのはわかるが、被害者もいる状況でこれを美談にするのは違くないか?
でも、だからといって、飲酒運転しても許されるって訳ではありませんよね。現実逃避したいなら他にやり方があるでしょうし。
美談にする為に母親の事を出したのかな?とも考えてしまいます。
もしそうなら、お母様お辛いでしょうね。
被害者の方がどの程度のケガをされたのか分からないけど、例えば被害者の方が今は普通の生活を出来てるんだとしても、やっぱこの方に同情はできない。Youtubeで稼ぐのはいい。まぁできる仕事も限られてるだろうし、障害を負った方が自立した生活を送る事には応援しますが、こうやって自分の悲劇を語るのは違うんじゃない?被害者の方がこれを目にしたらどう思うんでしょうね。
僕が気になるのは・・「17歳の時、バイクの二人乗りで飲酒運転をして事故に遭いました・・・」その一緒にいた友人は無事だったのかな?
記憶に残っているのは何もかも美談にしようとしていて「俺、頑張ってます!」が凄かったこと。
それ以外は覚えていません。
ところで、被害者の方の容態は?
私が記者ならこうたずねると思います。
「飲酒運転の事故でお母様を亡くされたのなら、そう言った事が少しでもなくなるように、例えば交通安全の日には歩道で旗を振るとか、お守りを配るとかしようとは思わなかったのか?」って、当時に彼をサポートできる人間はいなかったのか?逆の事をしてしまった彼が残念でならない。また、(被害者がどんな状態か書かれていないけど)
『被害者宅へ足を運ぶ。例え無視されようが詰られようが何度でも足を運ぶ。謝罪は?その辺りはどうなの?』って。
未成年で飲酒運転はしない方が良かったとは思う。
そういう素行の悪さを今後は気を付けて欲しいけど・・・
まあ今のこういう行動を見てると余り治っては無いかもしれないけど
夫に逃げられ、必死に育てた子供は犯罪者になり自らの行いで障碍者となり、挙句の果てには不安定収入のyoutuber。別にyoutuberを否定するわけじゃないけど、どれか1つでも親孝行になるようなことした方が少しでもお母様が報われるのでは。
若いころのやんちゃなんて話はもう通用しない。被害者も居る犯罪行為を起こしたことを美談仕立てにするのは違和感しかない。
媚びるような目で踊るの動画とか、自分は昔悪かった自慢とか、身丈にあわない物を買って商品をアップしたりとか。
そんなんでいいね貰っても、薄っぺらい満足感でしかないと思うんだけど。
さだまさしの「償い」。
赦してもらうっていうのは、そうそう容易い事ではない。
1ミリも同情できない。
犠牲になったのが他人じゃなくて自分だったのがせめてもの救い。
死人が出なかったがやった事、起こした事は世の中では社会的に重すぎる罪です。どんな事があっても大抵の人はやりません。
YouTubeで発信する事は身体が不自由な彼にとって好都合なのでしょう。反省、後悔、罪の意識から何か発信したいと思い始めた事と信じたいですが、死人が出ていたら絶対に出来なかった。なんだかYouTubeの使い方を間違った気がします。
お父さんが居なかろうが、お母さんが死のうが君は飲酒運転の加害者以外の何者でもない。
勝手に飲んで、事故起こして、よそ様傷付けて健全に生きている日本国民から捻出される税金で福祉の恩恵を受けている。
厳しくてごめんね。
他のメディアが取り上げるべき人ではないと思います。
思春期に母親を亡くしても真っ当に生きている人はいくらでもいます。
被害者はどうしているのか気になります。
この方、事故直後から主にふてくされて自分の心配しかされていないように思います。まるで自分が被害者かのよう。
悪いけど自業自得。同情できないし、気分が悪くなります。
でもまずは共犯とはいえ事故に巻き込んだ被害者に死ぬほど詫びなきゃいけないし、記事は後悔と反省から始めとかないとそりゃぁ悪意のコメントばかり来るのは当たり前。
それと申し訳ないが、障害者のトイレも性欲処理も興味ないし、この記事読んでYouTube見ようとも思わないよ。
彼は応援する気にはなれません。
母親が亡くなって辛いのはわかるがだからと言って飲酒運転をしていいと訳がないこれは美談でも何でもない。
御涙頂戴や不自由と向き合って頑張ってます的な事を胸張って言える立場じゃないからな。
助かった命みんなにさらけ出してヤンチャしてる子達に教えてあげるのは良いけど果たしてそういう子達はこのYouTube見てるのかな
まぁ〜頑張って更生してる人を叩くつもりは無いけどね
こんな奴にも障害者支援がされてると思うと溜息が出る。
結果に同情はするが自業自得としかいいようがない
被害者がいるなら尚更。
人にベラベラ語ると陳腐に見えるよ。
未成年で飲酒してる時点でダメなのに
飲酒運転とかもってのほか
・・あ
だから無神経にYouTuberが名乗れるのか
みんな辛い事あっても受け入れて真面目に生きてんのに
草もはえねぇわ。
飲酒運転で巻き添えになって半身不随になった人にこの記事みせられるか?
あ?
特別の存在の母の命日に犯罪犯すなよ。
命日なら酒飲まず墓参りしろ。
半身不随でも生き残れたのは母親助けだと思って正しく生きなさい。
自殺するなよ。
悪い見本として、恥を晒し続けて下さい。
償いなさい。その体で
確かに彼は未成年で飲酒運転し事故を起こした犯罪者。
でも頑張ってるよ、けっこう。
人間、セカンドチャンスがあってもいいんじゃないかな。
罪も償ったんだし。
と、思わせる動画でした。
犯罪犯して税金で援助されて
普通に一生懸命働いている方が馬鹿みたい。
明らかに罰当たりでただの天罰じゃん
それだけのことしたんだから。
被害者はどーなったんだ?こいつのせいで同じ様に車椅子かも知れない。
何を被害者ぶってるんだこいつは。
管理人の率直な感想
半年前、友人が下半身不随になりました。
事故ではなく病気だったのですが、泣きながら電話が来ました。
どうやって励まそうかとか、絶対に自死を考えさせないようにしようとか、急な話だったのですが混乱しながら一生懸命頭を回転させました。
結局、具体的なことは「いつでも連絡してくれ」ということと「俺が車いすを押すから、コロナが落ち着いたらどこかに出かけよう」としか言えませんでした。
実際に下半身不随にならないと分からないことは沢山あって、同じ境遇の人同士しか分かち合えないことがあるし、人生が180度変わって今後の生活を考えたときの絶望や喪失感は簡単には図れないわけです。
そういうときに健常者が言えることや出来ることは思いのほか少ないと実感しました。
今回のユーチューバー「ならちゃん」は、半身不随になった経緯こそ自業自得だと思いますが、少なくとも僕の友人にとっては力強い存在だと感じました。
美談にするなと批判する人の気持ちも分かりますが、実際に同じ境遇に悩み苦しんでいる人にとって必要なのは、綺麗な現実ではなくリアルな体験だと思います。
だから僕は、ならちゃんの動画配信は世の中に必要な活動だと考えます。
もし僕に障害者の友人がいなかったら、多くの人と同じよう嫌悪感を覚えていたかもしれません。
再度書きますが、世の中は綺麗な現実だけで出来上がっているわけではありません。
経緯よりも今のリアルな現実を情報として、または生きる糧として欲する人もいるんです。
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