【宮城県登米市刃物男】豊里こども園・上野律子園長、事件のコメントに涙する人が多数…大槻渉から子供たちを命懸けで守った功績

認定こども園「豊里こども園」（宮城県登米市）に刃物を持った男が侵入した事件で、男を取り押さえた園の男性職員2人と園長が11日夜、報道各社の取材に応じ、当時の状況を振り返った。

9日午前10時半ごろ。園庭で園児と遊んでいた男性職員は、別の職員に「変な人がいる」と耳打ちされ、園の周囲をうろつく同市豊里町迫の無職、大槻渉容疑者（31）=建造物侵入と銃刀法違反容疑で送検=に気づいた。他の職員と目配せし、園庭の園児71人に「雨が降りそうだから、急いで中に入ろうね」と伝えた。

約5分で園舎に全員を避難させると、「入ってきた！」と声が聞こえた。男が敷地に入ろうと柵を乗り越えようとしていたので、男に向かって走った。職員らともみ合いとなり刃物が地面に落ちた。「子どもたちを守らなければ、という思いが勝った」と振り返る。

園舎にいた職員も、男が侵入しようとしているのを見て、「自分の後ろに子どもたちがいる」と、男に立ち向かった。この2人を含む男性職員4人が男を取り押さえたため、登園していた園児204人や職員46人にけがはなかった。

参照元：https://www.asahi.com/articles/ASPCD6TLGPCCUNHB00R.html?iref=comtop_7_05

豊里こども園職員と大槻渉容疑者の対峙…犠牲者ゼロという奇跡【ネットの声】

管理人の率直な感想

何度見ても、頭の下がる話です。
涙する人は実際に保育園や幼稚園にお子さんを預けている親御さんたちなのかなと思います。

この事件が起きてから何度も「自分が職員だったら」を考えます。
考えても考えても
・刃物男に気付かれないように近づいて飛び掛かる
・刃物男に気付かれたら怒鳴りつけながらダッシュで飛び掛かる
この二つしか思いつかないのです。
豊里こども園の対処と比較して点数をつけるとするならば限りなく0点です。僕が刺されて死んだら容疑者はそのまま子供たちへ向かうわけですから。

「自分が職員だったら」だけでなく「もし家族や友人・恋人がいる場所で同様の事件が起きたら」を考えても、豊里こども園の対処は凄く参考になるのです。

一番大切な人、守るべき人を最優先に避難させる。合言葉を決めておき、実行する
自分が犯罪者に向かう前にやるべきことが何個もあるんです。

園児と職員合わせて250人。
誰一人として傷つくことなく事件が終結したのはプロ顔負けです。
そして改めて憎く思うのは大槻渉容疑者。いずれ出所する。
出所したところで、もうこの家族は同市内に住めないでしょうが、母親は大槻容疑者を責任もって管理していただきたい。取材に対し刃物がどうこう言っていましたからね・・・。