【北海道ヒグマ襲撃事件】大学生・屋名池奏人さん、浜松北高校から北海道大学水産学部「優秀な学生」惜しむ声【福島町大千軒岳】

北海道南部の大千軒岳＝だいせんげんだけ＝（1072メートル）で10月下旬、男性が遭難する事故があり、松前署は4日、発見された遺体は函館市の男子大学生（22）＝浜松市出身＝で、死因は出血性ショックだったと明らかにした。遺体の近くでヒグマの死骸が見つかっており、署はクマに襲われたとみている。

■「自然好きだった」　地元、浜松の関係者　悲嘆

北海道南部の大千軒岳で登山中、ヒグマに襲われて死亡したとみられる男子大学生（22）は浜松市出身。関係者によると、浜松北高から北海道大水産学部に進学し、4年生だった。市内の関係者からは5日、「信じられない」「ショック」と突然の悲報を嘆く声が上がった。

同高漕艇（ボート）部で同期だった男子大学生（22）は「衝撃が大き過ぎて受け入れられない」と声を詰まらせた。昨年には、同期と一緒に男子大学生のいる北海道に遊びに行ったといい「後輩の面倒見がよく、大学でも部活を引っ張っている様子だった」と振り返った。

当時の同部顧問の男性教諭（38）は、男子大学生が全国総体を目指して練習に励む光景が印象に残っているという。クマの出没が増えているとのニュースがある中で「きっとアンテナを高く張っていたはずなのに」と言葉を失った。

同市内にある男子大学生の実家近くに住む女性は「とても頭が良く、運動部に所属するなど活発な子だった」と印象を語った。

男子大学生の親族の女性は「自然が好きで、キャンプによく行っていた」と語った。男子大学生の両親らは北海道に出向いているといい「DNA鑑定の結果が出るまでは、間違いであってほしいと信じていたけれど」と言葉少なだった。

参照元：https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1350985.html

遺体で発見された男子大学生…非業の死【ネットの声】

管理人の率直な感想

優秀な学生だったんですね。
あらゆる事故で「ニュースを観ていないのか」という声が上がりますが、高校時代の顧問の先生は「きっとアンテナを高く張っていたはずなのに」と語っています。
ショックの中「なぜ」という思いもあるのでしょう。

ヒグマに致命傷を負わせた消防士には頭が下がります。
そして、傷を負いながらも食料として保存していた被害者のもとへ帰ったヒグマの貪欲さに怒りに似た感情を覚えます。

「これでもクマを駆除するなと苦情を入れるのか」と憤りを持っている方々。
本当にそうですよね。
何度も書くようですが、一度でも人を襲った熊はもう駄目です。

経緯が経緯だけに日本の獣害事件史に残ると思います。
この事件を基に、今後被害者が一人でも少なくなるよう切に願います。