【稲沢市死傷事件】引きこもり息子が刺殺した男性は母親と不倫関係『父親ヅラするな』林寿満容疑者の生い立ち【愛知県】

名古屋駅から電車で30分ほど。のどかなエリアで2月1日の夜、おぞましい事件が起きた。

1日8時35分ごろ、稲沢市奥田堀畑町の無職、林寿満容疑者（20）は、自宅マンションの通路で、愛知県一宮市に住む48歳の母親の顔などを包丁で刺して大けがをさせた。
また、母親と一緒に林容疑者の自宅を訪れていた愛知県津島市の会社員、佐野義人さん（52）の胸を刺し殺害した。

引きこもりの息子が、母親を刺し大けがを負わせ、母親の交際相手の男性を刺殺するという衝撃的な事件。
この事件について多くのことが分かってきた。

その内容は、非常にドロドロしていて厄介な構図であり、一概に林容疑者を責めることに疑問を持つものだった。

母親の交際相手、殺害された佐野義人さんの方に強い殺意があった

重傷を負った2人はすぐさま病院に搬送されたが、佐野さんは通報から1時間後に帰らぬ人に。解剖の結果、死因は出血性ショックだった─。

【記者】
「現場はおびただしく血が飛び散り、流れ出ていて、想像を絶する光景だったようです。容疑者が逆上して執拗に複数か所を刺したのがわかりますが、ケガの状況からすると、佐野さんのほうにより強い殺意があったようです。トラブルの原因は容疑者が去年、仕事を辞めたことから、被害者2人が容疑者宅を訪ねてきて、仕事や将来のことを問いただされたことに腹を立てたようです。“無職をとがめられ、カッとなりやった”という趣旨の供述をしています」

林寿満容疑者（30）の生い立ちと同級生の証言

林容疑者は母親が18歳のころに生まれ、現場からほど近い愛知県一宮市の公営住宅で育った。
小学校に入るころ、そこから徒歩10分ほどのマンションに移って、少なくともこのころから母親とのふたり暮らしだったようだ。

小学校の同級生はこう語る。

【小学校の同級生】
「細くて、背が高くて、浅黒くて、おとなしかった。足が速かった印象もありますが、目立つタイプではなかったですね。小学校のときは将棋クラブに入っていたようです」

小学校の卒業文集では「将来の夢」と題して、こう綴られている。

中学校でも目立った存在ではなかったようだ。

【中学校の同級生】
「友達が多い感じではなかった。背が高くて足は速いけど、女子とはおしゃべりするタイプではなく、特に人気はなかったですね。影が薄かったですね。卒業アルバムの部活やクラスの集合写真にも写っていないので不登校ぎみだったのかもしれません」

引きこもりの息子、それを母親が交際相手に相談

当時から住んでいたマンションの住人もこう話す。

【マンションの住人】
「ここを出ていったのは今から6年ほど前ですが、息子さんはほとんど仕事もせずに、部屋にずっとひきこもっていた印象が残っています」

多感な思春期に挫折してしまったのか?　父親の不在が影を落としていたのか……。

【前出・記者】
「現在のマンションに転居した後も、少なくともこの1年は仕事をせずに、ひきこもりのような状態だったようです」

そんな息子に手を焼いていた母親が交際相手に相談し、支援してもらっていたことは、現場マンションの契約状況からもうかがえる。

【前出・マンションの住人】
「あの部屋は佐野さん名義で借りていて、母親は同居人で“婚約者”となっているそうです。契約当初は、3DKの家賃4万2000円を払っていたようですが、その後は滞納が続いていたようです」

林容疑者に殺されたの佐野義人さんには別に家庭があった…「不倫のくせに」

別の住人はこう証言する。

【マンションの別の住人】
「引っ越してきた当時は、中年の夫婦が住んでいると思いました。その後、見かけなくなったので容疑者が転がり込んできたということでしょう。2年前にたぶんその男女が、あの部屋を訪ねているところを見たんですよ。留守だったみたいで、通路で待っていた。2人が容疑者のために部屋を借りたということかもしれません」

親やその交際相手に面倒をみてもらっていた容疑者だが、一方で2人の関係に不満を持っていた可能性があると、関係者が証言する。

【関係者】
「実は佐野さんは、別に家庭を持っています。容疑者が“不倫のくせに、父親ヅラするな!”という感情をもったのかもしれません」

被害者・佐野義人さんの人柄…残された妻と3人の子ども

現場から10キロほど離れた同県津島市には、10数年前に建てられた佐野さん名義の住宅がある。

【佐野さん宅の近所の住人】
「佐野さんはがっしりしていて、温厚な人で、町内会の相談役をしていましたね。無骨そうに見えるけど、家の植物の手入れをしたり、買い物をしたり、家事には協力的な方でね。夫婦仲は悪くなかったと思うけどなぁ……」

と近所の住民。別の近所の住民は、

【佐野さん宅の近所の別の住人】
「ご主人は地元のトヨタ系列の会社に勤務されていました。奥さんは小柄でショートカットで、やはり町内会の書記もやっているしっかり者。子どもさんは3人いて、上から長男、長女、次女。すでに長男は成人して、大学を出て就職しています。次女はまだ10代のようですけどね」

佐野さんの家族は、容疑者の母親の関係を知っていたのか

連日、メディアが佐野さん宅を訪れたが応答はなく、残された妻や子どもの悲しみや戸惑いが強く感じられた。

近所に住む佐野さんの兄は「話すことは何もないから」と、多くを語ることはなかった。

【前出・関係者】
「容疑者の母親は10年ほど前に派遣会社の社員になっています。そこから佐野さんの職場に派遣されて知り合い、交際が始まったのではないでしょうか」

佐野さんが家族と別れ、林容疑者を息子として受け入れるつもりがあったのかどうかは、今となってはわからない─。

参照元：https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200212-00017161-jprime-soci&p=1

ネットの声

管理人の率直な感想

最初にこの事件を知ったときに、加害者の林容疑者に対して「また引きこもりが無茶しやがってクソ馬鹿垂れが」と思いましたが、こうやって背景を深く知ると全く考えが変わってきます。

まず、刺すというのは絶対的に駄目です。
それは一貫して変わらない。

ただ、林容疑者が引きこもりになったのも、こういった人物に出来上がったのも、この環境があったからこそです。
この母親がこういう人間にさせたんです。

「こういう人間に育てた」のではなくて「必然的にこういう人間に仕上げてしまった」というのが正確でしょう。

不倫する人間は最低です。

「母親は聖人君子でなければダメなのか」

聖人君子でなければいけません。
人の親である以上、人の道に背いてはいけません。当たり前の話です。

それと、この被害者の男性。
厄介な男です。

亡くなっているので鞭を打つようなことは書きたくない。
だから汲み取ってください。

一つだけ言えることは、面倒見がいい人間ではないということです。
現場や傷の状況から被害者の男性の方が殺意が強かったとみられているじゃないですか。

家賃を払っていたのだって・・・決して善意ではないということは少しでも読解力のある方なら分かるでしょう。

残された家族が不憫すぎる。
次女はまだ10代なのに。