東京脱出で懸念される日本壊滅「自分さえ良ければいい」が国を殺す…全国で家族クラスターや集団感染が発生し帰省者は叩かれる

安倍首相が、新型コロナウイルスの感染が広がっている東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に、4月7日に緊急事態宣言を発令する意向を表明した。
この情報が受け、ツイッター上では「東京脱出」というハッシュタグが拡散されている。

感染者が多い地域からの脱出や帰省を考えている人は、もう一度考えていただきたい。

まだ症状がなくてもすでに感染者である可能性を。
まだ健康だとしても、その行動によってあなたが新型コロナに感染する可能性を。
あなたが家族を死の危険に晒すことになる可能性を。
そして、あなたが日本を殺すきっかけを作ってしまうかもしれないことを。

移動中の感染の可能性

3月27日夜に、新宿の高速バスターミナル「バスタ新宿」で、実家に帰省する若者らが次々と長距離夜行バスに乗り込んでいたニュースは記憶に新しい。
長距離バスは密閉された空間での移動となることから、新型コロナに感染する可能性がある。
これについては、高須克弥院長もツイッター上で警鐘を鳴らしていた。

ウイルスを地方に運ぶ「運び屋」になる

脱出を図る人が新型コロナウイルスの感染者だった場合、または移動中に感染した場合、当然そのウイルスを地方に運ぶ『運び屋』になる。
そこでウイルスを広げてしまえば、新たなクラスターを生んでしまう可能性は否定できない。
感染者が多く報告されている都市部から地元へ帰省し、家族や親戚に感染が広がった事例は今までいくつも報告されている。

家族クラスターの事例

静岡市では、東京都に住む10代の女子学生が3月18日から帰省し、24日に東京へ戻った後、4月1日に新型コロナの感染が確認された。結果、家族4人の感染が確認されることになった。
女子学生の40代の母親が看護師として勤務する市立静岡病院では、濃厚接触者とされた患者や同僚らがPCR検査の対象となった。

佐賀県では、30代の女性が3月末に東京都から帰省し、その際に滞在していた祖母宅で発症。
4月４日に新型コロナ感染が確認され、70代の母と80代の祖母に感染させた。

秋田県でも、東京都から帰省した10代の専門学校生の女性が、看護助手である50代の母親と、同じく50代の父親に感染させたことが判明している。

医療崩壊への懸念

地方は、医師が不足していたり、ベッド数が少なかったりと、医療体制が脆弱なところが少なくない。
政府の専門家会議のメンバー、東北大学教授でウイルス学の押谷仁氏は、厚生労働省クラスター対策班の専門家らによるツイッター投稿で「少数の感染者が出ただけで医療体制は維持できなくなります」と警鐘を鳴らしている。
こういった懸念が各地で現実化すると、間違いなく日本の医療は崩壊するだろう。

自分勝手な行動は自分に返ってくる

「自分は大丈夫」「自分さえ良ければいい」「他の人のことなんか知らない」という自分勝手な行動が、結果として大きな悲劇を生むことを改めて自覚していただきたい。
そういった人はネット上で容赦なく叩かれる。個人を特定する人たちも現れる。
決して脅しではない。現実なのだ。
「緊急事態宣言」という初めての試みに困惑する人も多いだろう。
しかし、そんな今だからこそウイルスを拡散するような行動は避けていただきたい。
みんなが一つにならなければこのウイルスには勝てないのだ。

ネット上では「東京脱出」について多くの意見が上がっているが、様々な懸念や憤りの声が目立つ。

ネットの声

管理人の率直な感想

いつもならここで最後に僕の感想や思いを書くのですが、今回は冒頭に書きました。

「既に脱出してるよん♪」的なコメントがありましたね。
ビンタしたい。

人としてどうなのよ。ダメだから。本当にやめて・・・。

東京に住んでる僕がこんなに思ってるんです。
地方の人の気持ちはこの比じゃないと思う。