【鳥取県】県内初の新型コロナ感染者60代男性の病状、感染経路は「鳥取砂丘の砂像制作の外国人の可能性」クラスター発生も危惧

10日夜、鳥取県と鳥取市は、県内で初めて新型コロナウイルスに感染したのは鳥取市内に住むの60代の無職男性と発表した。
県と市の担当部局は60歳代男性の濃厚接触者の調査などの対応に奔走した。

感染者の男性の病状

男性は7日の夕方から37度の発熱や胸の痛みなどを訴えた。
その後、10日に市保健所内の「発熱・帰国者・接触者相談センター」に連絡し、検査で陽性反応が出た。
現在、鳥取市内にある感染症指定医療機関の県立中央病院に入院している。
男性は軽症で、自力で歩行も可能だという。

新型コロナの感染経路

男性は3月23日から31日の間に5回、鳥取市の鳥取砂丘砂の美術館で砂像を制作するために10か国から来県していた外国人17人を鳥取市中心部にある別々の飲食店に案内し、注文を取り次ぐなどした。
男性は、直近に海外渡航歴や感染拡大地域への訪問歴がないため、案内の際に感染した可能性もあるとみられている。

濃厚接触者について

県と市は11日の朝からウイルスの拡大防止のため動いている。
濃厚接触者を調べるため、男性本人と、同居する両親と妻の行動歴を調べた。
この３人を含む男性の濃厚接触者は17人だった。この17人はウイルス検査を受け、全員の陰性が確認されている。

男性が飲食店に案内した外国人17人のうち、既に14人が帰国している。
現在、鳥取市内に滞在している外国人3人に対し、鳥取市はウイルス検査を受けるよう依頼した。
帰国した14人にもメールで症状の有無などを尋ねているという。

クラスター発生の可能性について

10日夜に開かれた記者会見で、平井知事はウイルスの封じ込めには初動が重要との方針を示し「患者、県民の命と健康を守るために全力を挙げる」と力強く発言した。
クラスターの可能性については、男性が外国人と訪れた飲食店が新たなクラスターに発展する可能性もあるとみており、鳥取市保健所の長井大所長は「クラスターを発生させないよう、徹底的かつ慎重に調査する」と話した。

ネット上では、県外からの来県者や外国人を受け入れた県の対応について物議を醸しています。

ネットの声

管理人の率直な感想

感染未確認の最後2県まで残った鳥取ですが、世間ではあまり目を向けられていないような気がします。
県内初の感染者の病状は、他に感染者がいる可能性は、感染経路は・・・あまり語られない。
不思議だったので今回取り上げたわけですが、驚いたことにこんな時に砂像アーティストの外国人を受け入れていたとのこと。

どういうことだ。

よくそんな体制で最後の2県まで残れたものです。
今になって本腰を入れるようですが、これで感染拡大でもしようものなら、非難は凄いことになる。
主に県民からの非難になるでしょうけど。

これから大丈夫かな。
個人的に鳥取とは縁もゆかりもありませんが心配で仕方ありません。