【豊明市父親刺殺事件】次男の西川正記（３１）母親が自主促すも「助からない」電車に飛び込み自殺、飲酒中の西川和男さんと口論

６日午前８時３５分頃、愛知県豊明市三崎町、会社員西川和男さん（５８）方から「息子が夫を刃物で刺したようだ」と１１０番があった。駆けつけた愛知署員が、１階寝室のベッドの上で腹部から血を流して、あおむけに倒れて死亡している西川さんを見つけた。

この約１５分後に、約１キロ離れた名鉄名古屋本線前後駅で、次男の無職・西川正記さん（３１）が特急電車にはねられて死亡しており、愛知署は西川さんを殺害後、自殺を図ったとみて、殺人容疑で捜査している。

発表では、西川さんは右脇腹や上腕を複数回刺されていた。別室にいた５０歳代の妻は、同日午前１時半頃、西川さんの叫び声を聞いた後、部屋に来た正記さんに「たくさん刺したから助からない」と聞かされ、手足をテープで縛られたと話し、自首を促したが従わず、同８時頃に家を出たと説明しているという。

西川さんは正記さんと仕事や生活態度を巡って度々口論になっていたといい、事件当時、父親の西川和男さんは酒に酔った状態だった。
同署で家庭内のトラブルが原因とみて調べている。

参照元：読売新聞

管理人の率直な感想

最悪な結末を迎えた。というわけじゃない。
この家族は、母親と長男が残っている。

母親と長男の今後はどうなるのか。心配です。

次男は想像通り無職で、そのことで父親と口論になっていました。
生活態度を巡っての口論というのは、引きこもりの現状を憂いてのことでしょう。

父親が酒に酔っていたというのが気になります。
酔っぱらった父親に手足を縛られたわけです。

普通の父親は30過ぎの息子にそんなことはしない。
息子も普通ではないですが、やりすぎでしょう。

こんなことをしては逆効果です。

個人的な話ですが、僕は大学を1年留年しています。
本当はこんな赤っ恥は書きたくないのですが仕方ない。

遊び惚けていたせいなのですが、自分が悪い癖に自暴自棄になりそうになったんです。
その時に父親は僕を一度も責めませんでした。
そして友人たちは僕を一生懸命サポートしてくれました。

全く責めない父親と、こんな自分に懸命に接してくれる友人。
自分が物凄く悪人な気がして、そこから一生懸命頑張りました。

思えば高校に進学するときもそうだった。
仲が良かった友人の多くは同じ高校に進むと言っていたのですが、その高校はヤンキーが多かった。
ヤンキーが嫌いな僕は普通の学校に進学しようと思っていました。
しかし、まったく勉強をしない僕が入れる高校ではなかった。

そのとき父親が「勉強しろとは言わないけど、怠けたせいで安易に志望校を変えるのはダサいと思う」と言いました。
確かにダサいなと思い、一生懸命勉強して志望校に入学したわけです。

何の話でしたっけ。

そうだそうだ、結構な人が言っていますが、親子は少しくらい距離を保つくくらいがいいように思うんです。
ガミガミ言ったら反発する。

この事件で言えば、大人になり「人生詰んだ」と思っていたであろう息子を縛り上げるなんて、僕にはちょっと考えられない。
亡くなった方を責めるわけではありません。僕には理解できないだけです。

次男に良き理解者がいればこの家族は幸せになれたはず。

誰かに強要されたものではない自主性や能動性が強靭なのは、社会人のみなさんならよくご存じだと思います。
それを誘発する起爆剤的な人物がいなかったのが悔やまれます。