【粕屋町女性殺害事件】中学生長男「ママに会いたい…後悔しています」悲痛な心情を吐露、無期懲役求刑の古賀哲也被告は何を思う

「ママに会いたい。パパと3人で暮らしたい。会えなくて寂しい」
女性会社員を殺害したとして殺人罪などに問われた古賀哲也被告の11日の公判では、遺族側弁護人が女性の長男の意見陳述書を読み上げた。

中学生の長男は、学校で家族の話になると「つらくて、誰にも言えなくて、吐き出せなくて、抱え込んでしまう」と心情を吐露。生前、母親への言葉遣いが荒くなったことがあり、「もっと優しくすればよかった。後悔しています」。

被告については「ママを殺し、家族をつぶしたことを許せない。一番重い刑にしてほしい。少なくとも一生、刑務所から出てきてほしくない」とした。

夫（47）は公判後に記者会見し「太陽のような存在だった妻が急にいなくなり、眠れず、地獄の日々で、海の底にいるようだ」と胸の内を明かした。被告は、たまたま見かけた妻を乱暴して殺害し、汚い川にごみのように捨てたと指摘。「反省が感じられない」と極刑を望んだ。

参照元：西日本新聞

ネットの声

管理人の率直な感想

これは酷い事件でした。

どうしても「たられば」の思考になってしまいますが、もしあの日あの時間に自転車を買わなかったら。
少しでも違う時間帯に行動していたら。

ほんの少しのズレが生じていたら今もこの家族は3人で幸せに暮らしていた。

中学生の長男の言葉が胸に突き刺さります。
「ママに会いたい。会えなくて寂しい」というのは、子供の心そのままの純粋で無垢な心の叫び。
「もっと優しくすればよかった。後悔しています」というのは、思春期の少年の多くがぶつかる母親への反抗心を省みた時の心の慟哭。
それを誰にも言えず、周囲も誰も触れず、自分の中に抱え込んできた。

僕も思春期の頃は母親に散々なことを言ったりしました。殴ったこともありました。
威圧的で鬼のように思っていた母親が、庭で膝をついて人目もはばからず子供のように大声で泣いていた姿は今も忘れません。

もし、そんな矢先に母親が殺人事件に巻き込まれ突然この世を去ったら…ということを考えると、辛い当たり方をしたことを後悔し自分を憎むでしょう。
犯人を憎むし、自分自身も憎む。

そして、叶わないと分かっていても、返してほしいと願う。

そんな真っ只中に長男はいる。
非常に酷な現実です。

刹那的な性衝動と慢性的な殺人欲求。
たまたま遭遇した被害者を襲い、ゴミのように捨てる・・・被告の犯した罪は非常に重い。
遺族のことを考えると極刑が相当だと思うのですが、無期懲役求刑。

判決はどうなるのか。
そして被害者の夫は当然ですが、長男の心が壊れてしまわないか心配です。