「虐待の疑い、そして心中事件…。もうアカンと」
こうがっくりと肩を落とすのは、1998年7月、和歌山市園部で行われていた夏祭りで、屋台のカレーにヒ素が混入され、67人が急性ヒ素中毒になった和歌山カレー事件に関連した詐欺容疑で逮捕された林健治さん(76)だ。妻の林眞須美死刑囚(59)はカレーに毒物を混入させた殺人容疑で死刑判決が確定し、現在、再審請求中だ。
健治さんと眞須美死刑囚は6月9日、長女Aさん(37)と孫をいっぺんに亡くしたという。
衝撃の事実…和歌山カレー事件と関空橋飛び降り自殺が関連!
事件が発覚したのは、和歌山市内の集合住宅で9日、健治さんの孫、Bさん(16)が全身打撲による外傷性ショック死したこと。
同日午後2時20分ごろ、長女Aさんから「帰ってきたら娘(Bさん)の意識がない。血みたいな黒いものを吐いている」と119番通報があったが、搬送先の病院でBさんの死亡が確認された。
和歌山県警は家庭内で虐待があった疑いがあるとみて、捜査を開始した。しかし、Aさんと次女Cさん(4)がその数時間後、大阪府南部の関西空港近くの海上で浮いているのが見つかり、死亡が確認された。
死因はAさんが全身打撲による多発外傷、Cさんは水死だった。
県警はAさんがCさんを道連れに、関西空港連絡橋から飛び降りた可能性が高いとみている。
県警などによると、Bさんが死亡した当時、自宅にはAさん、Aさんの夫、Cさんの4人がいた。夫はCさんの実父で、Bさんとは血縁がなかった。Aさんの夫は病院に付き添った後、行方がわからなくなっていたが、和歌山市内の路上で発見。薬物を飲んで自殺を図り、意識が混濁した状態だったという。
この事件から3日後の12日夜、健治さんの姿は、捜査している和歌山東署にあった。事情聴取の直後、健治さんは涙ぐみながら記者にこう語った。
「Bちゃんは長女Aの娘、ワシと眞須美の初孫やろ、居ても立っても居られずに警察に行った。捜査の担当者と話したが、まだ捜査中で、ハッキリとは言えない様子だったが、1時間近く話をした。自殺したのはうちの長女で一緒に亡くなったのはCであるのは間違いないようだ」
林健治さんが語る長女と孫、事件について
健治さんと記者の一問一答は次の通り。
―最後に長女Aさんや孫のBさんに会ったのは?
「1998年10月に眞須美と一緒に詐欺で逮捕されて、ワシは刑務所に行きや。滋賀刑務所から出所して数か月ほどした、2005年夏ころかな。長女AがBちゃんを連れて、会いに来てくれた。本当にかわいい孫だった。2人と会ったのは、それっきりや。その後、長女は当時の夫といろいろ揉めて、離婚。それもあってか、ワシのところに来づらくなったのかもしれない。それでも長男を通じて、元気にしているとは聞いていた。長女はきょうだいの中では、一番に気丈でしっかりした子だったので、何ら心配していなかったのに…」
―事件を聞いて思い当たることは?
「まったくわからない。こんなことになる前に何か相談をしてほしかった」
―新たに出された眞須美死刑囚の再審請求と関係があるのか?
「長女やBちゃんの事件は再審請求される前日のこと。それも知らなかったはず」
―警察はBさんが虐待を受けていた疑いがあると捜査している。
「長女の自殺後、そういう質問がマスコミからたくさん来ているが、実態はよくわからない」
―長女の夫はBさんが病院へ運ばれた時、救急車に乗って付き添ったそうだが、面識は?
「長女が再婚したと聞いていたが、夫とは会ったことはない。警察はこれから夫に話を聞いて、真相解明するのでと教えてくれた」
―AさんやBさんとの思い出は?
「長女は眞須美との間にできた4人の子供の最初の子や。制服姿で緊張していた幼稚園の入園式、楽しそうにしていた小学校の運動会、思い出は尽きない。Bちゃんとは1回しか会っていないが、目がクリっとして愛くるしい表情、小さな手は今も目に浮かぶわ。なぜこんなことになってしまったのか…。つらい。娘と孫をいっぺんに失うなんて、言葉もない」
和歌山カレー事件を長い間、取材した記者は亡くなった健治さんの長女Aさんとは面識があった。両親の支援集会や弁護団会議によく姿を見せていたのでAさんと話す機会が何度もあったのだ。
「お母さんはやっていない」母親の無実を訴えていたAさん
「お母さんは絶対にカレー事件はやってない。私も事件の日は何度かカレーの調理現場に行って、様子を見ているから間違いない」
Aさんは熱心に眞須美死刑囚の無実を訴えていた。4人きょうだいの一番上だったAさんは事件当時、まだ中学生だった。両親の逮捕後は施設で過ごすことになった。事件直後、記者は何度も林家に取材に行った。多くの記者が自宅を訪れると、一番下の妹をさりげなく、見えないところに連れて行き、配慮するAさんの姿をよく見かけた。
「事件でマスコミが大挙して押しかけて来た頃、妹には事情をわかってほしくないから遠ざけるようにしていた。私は母も父もカレー事件には関係していないので、絶対に逮捕されないと信じていた」
Aさんは当時の心境をこう振り返って話してくれた。長女らしく、きょうだいのまとめ役で、両親が逮捕された後、和歌山市内の拘置所に行き
「お父さんを返せ、お母さんを返せときょうだいを引き連れて拘置所の前で大声で怒鳴ったこともあった」とAさん。
弁護団会議の取材で会った当時はもう就職し、ガス器具販売のセールスの仕事についていた。
「私、営業成績がけっこうええねん。お母さんも保険でバリバリと売っていたからそのおかげかもしれへんわ」
Aさんは記者にこう打ち明けてくれた。20歳代前半で結婚し、生まれたのがBさんだった。幼いBさんの写真を手にしながらAさんは「本当にかわいいでしょう」と顔をほころばせていた。仕事も家庭も充実していたように見えた。
だが、健治さんによれば、Aさんは後に離婚。数年前には、別の男性と結婚し、新しい家庭を持った矢先の出来事だった。ご冥福をお祈りするばかりだ。
参照元:https://dot.asahi.com/dot/photoarticle/2021061300002.html?page=1
呪われた血筋…関空橋無理心中は和歌山カレー事件が起因するのか?それとも…【ネットの声】
真相をはっきりとして欲しい。
関空の連絡橋から心中、
かつ過去に虐待されてた長女が亡くなったあの事件が、和歌山カレー事件と繋がるのですか?
ますます混乱…
因果は巡るということか。
林の長男はどうしているのだろうか、家族事情が不幸すぎる
受け答えとかしっかりした青年の印象で、事件についていろいろ考えさせられる内容です。
とても真面目にしっかり受け答えしていました。
この負の連鎖は、カレー事件で亡くなった人の怨念としか思えない。。
>「まったくわからない。こんなことになる前に何か相談をしてほしかった」
ヒ素を使って保険金詐欺していたような人間に相談はなかなかしないと思うなぁ。
加害者家族の背景色々あるかもしれないが、今回のこの自殺の理由と、16歳の長女の全身に打撲痕があったのは事実なので、それは誰が虐待していたかなど、究明しないといけない。
加害者家族としての同情で終わらせてはいけない。
でも今回の事件は過去の件とはまた別モノですよね。
虐待死のお孫さんと自殺の道連れにされたお孫さん2人はカレー事件とは完全に別の被害者。
自殺した長女さんの人生は大変だったろうし、過去の事件のせいで前夫との家庭がうまくいかなかった可能性はあるけど、虐待で亡くなったお孫さんのことは、娘の現夫の責任が重そうだから、もし回復したらしっかり取り調べしてほしい。
昔このカレー事件の現場近くに住んでたけど
会う人みんな『カレー事件の近くに住んでるんだ!』みたいな
あの空気に耐えられなくて暫く後に引っ越ししたけどみんなの心に傷を追わしたあの事件は忘れられませんね。
続報を待ちます同居の夫?は生存してるみたいだから全て告白してもらいたいです
虐待を受けていた孫は、誰が虐待?新しい父親?それとも母親?
守られなかった高校生の女の子…小さい頃から虐待なら、児相は機能していない!!
林ますみの長男さんもイジメや差別で壮絶な人生を送っていると…親の罪を背負っていくとマスコミに話していたが…親は親、子は子と言う言葉もある。一個人の人生を生きて欲しいと思う。
日本が無理なら海外ででもと思ってしまう…親の犯した罪を、子が世間から受ける必要はないのに、親は刑務所である意味守られている理不尽。
まさか和歌山の事件と関係してるとは本当に驚きました。
だけど和歌山の事件も真実はまだ闇なんですよね。しかし残された子どもたちの人生は大きく変わったことは間違いないと思う。亡くなった経緯はしっかり捜査してほしい。
加害者本人の人生だけでは償い切れないものを、子や孫の代まで一族として背負わせてしまうことになるというのは、実際よくあることなのだろう。
かといって、成人している家族が起こした事件によってその家族や、事件後に産まれた子孫までもが社会制裁を受けるような世の中は理不尽だと思うけど。
私は生まれてこの方目にした事すらないもん。
本人の過去に怪しいところがあれど、警察が怪しいことをしているのが現在の事実。
メンタル面でいろいろ背負った女性が「結婚→出産→離婚→再婚→出産」となるとさぞかし大変だったと思う。
その間、世間とも闘わないといけなかっただろうし。
ただ最初に亡くなった子が仮に虐待死だったらそれは本当に不幸だ。
簡単には言っちゃいけないのかもしれないけど
不幸というのは連鎖する側面もあるのかもな。
健治さんは孫とは1回、長女の今の旦那とは会った事がないという事は、全くこの事件には関与していないんだろうけど、早く解決してほしい。
まさかそう繋がるとは…
事実は小説よりも奇なり
当事者でもない、マスコミ報道だけをもとに憶測を繰り広げる人間こそ罪深い。
事件の頃はまだ中学生とのことで、そこから重りを背負わされて本当にかわいそうだったと思います。
せめて孫だけでも救ってほしかったですね…
子供のためにも、罪を犯したり疑われる事はしてはならない。
心よりお子さんとお孫さんたちのご冥福をお祈り致します。
お安らかに…。
残された?夫の関与の有無がハッキリしたところで、3人の命は帰らないわけで身内にとっては悲惨と言うしかない
返
あのカレー事件の関係家族と知り更に衝撃です。
子供の頃に不遇を経験すると後につきまとう不幸があるのか……
ただただ子供が気の毒でなりません。
冥福を祈ります。
その残された子供や孫が周りからどんな目でみられたか、自分らの責任と分かってないのか
もう悲しい連鎖を起こさないようにも。
娘と4歳の孫の死まで続く一家心中、林死刑囚の生き様が招いた事件としか思えない。恐ろしいし悲しい。
身から出た錆とも言えるかもしれん
カレー事件と関係無いだろうけど離婚や再婚に関係在るのでしょうかね。
けんじさんはニュースで知って警察煮かけこんだように書いてあるが
和歌山では名前が流れていたのかな
なぜこの時期に?という疑問符がある。
連鎖なのかな。辛いね。
ご冥福をお祈りします。
そんなに大きな事件が2つも起こるって、どんな運命なんだ。
何度も記事を読んでしまいました。
繋がりにビックリしました。
そんなに大きな事件が2つも起こるって、どんな運命なんだ。
負の連鎖にビックリ!
理解したら大変な出来事じゃん?
親も子供もニュースになるって。
何があったにしろ今は安らかにありますように‥
これ読んで驚いた。
驚くこともない!
びっくりした。
長男大丈夫かな。
びっくりすぎ
金庫に大金があったらしいけどどうなったんだろー
どうして子供や孫まで巻き込まれないといけないのか。
なんかかわいそう
やっぱり身内に大きな事件の加害者がいると、その子の人生を狂わせてしまう。
離れて暮らしたとしても、影響は残っていくんだよ。
加藤智大の弟さんも2014年の2月に首つり自殺したし加害者の家族が自殺してしまうのって
ものすごくせつなくなる。
和歌山カレー事件当時、中学生だった長女の人生に暗い影を落としたのは間違いない。あれだけマスコミから追いかけ回されたのだから。
秋葉原殺傷事件の加藤の弟、宮崎の父親が自殺したのと重なる。加藤の弟も兄が加害者という運命からは逃れられないと言ってるし…。何とも痛ましい。
幼い頃に両親が保険金詐欺や毒物での殺人などをしていた環境でまともな精神を持てるかって言われたら難しいだろうな
両親の記憶があっても無くても、事件後に入ってくる情報は異常犯罪者な情報のみ
子供からしたら否定したくとも否定しづらい状況
頭がおかしくなるのも否めない
今回自殺した娘の子供への虐待も今回だけではなく過去にも虐待があったのも単純にその時の環境だけではなく林夫妻の子供という離れていても逃れられない血の因果はあったのかもな
あの事件のあとはいろいろと大変だったでしょうに最後の最後でこんな事が。
ご冥福をお祈りいたします。
親の因果が子に報い
孫にまで及び。
被害者の怨念だろうね。
真須美が真面目に反省すればこんな事件も起きなかった気がする。
未だに無実を言い張っているからこんなことに。
息子も少年のころ施設で性的被害に遭っているし。
この一家には碌なことないわね。
異常な親から生まれて、異常な生活をして、異常な事件を起こす。
因縁としか言いようがない。
眞須美死刑囚の再審請求の前日だったから関係ないと書いてあるけど、実際のところ、長女は眞須美の弁護士から聞いてたでしょうね。
また、マスコミが自分や家族、再婚した夫の家族にも遠慮なく押しかけてくるかと思うと、ノイローゼで死にたくなる気持ちもわかる。
眞須美のやったことを長女がどこまで知っていたかは不明なので長女を哀れむ気持ちにはなれないが、この孫たちには罪はない。勝手な大人の論理で、子供を道連れにするのはいかん!
そんなに時期マスコミに追いかけ回された
それは想像絶するしカレー事件に関しては彼女も罪はない
子は親を選べない正にそれだと思う
長女の子供たちの死に関しては罪深いがもうなるべくしてというか
加害者家族を護らなければこういうのは避けられない
ビックリだわ。16歳の女性が不審死(身体の至る所に打撲痕)し関空に繋がる橋の所で女性と幼い子の水死体があがった事件は親子だって事は知っていたが・・・・・・まさか林家の長女と娘二人だったとは。
確か一部報道では同居人の男性って表現だったが?
16歳娘と林家長女に打撲痕。幼子には打撲痕なく首を絞めた跡だったかな?
もしかしたら、夫(同居人の男性)からのDVが原因かもね。
恐らく再婚?当初は身分隠していたけど知られてとかで。
同居人の男性からの供述が全てになってしまうのが今後怖いけど。
長女もただ親子と言うだけで事件後も辛い人生だったと思う。
事件前は、この旦那さんも真須美もまさにこの世の春のような生活送っていたんだよね。不当に得たお金だけど。。
やっぱり、悪いことしたらどこかで自分に返ってくると言うことですね。
カレー事件で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
Bを虐待していたのは誰か、AはなぜCを道連れに飛び降りたのか。Aの夫が急性薬物中毒で発見されたのはなぜか。
根っこはすべて林死刑囚にあるように思う。
カレー事件は真澄被告が娘をかばっているとも言われていますが、真相は闇の中
林死刑囚の娘さんとお孫さんだったのですね。
あれだけの大きな事をしてしまうと周りの家族にも色々な影響があるのですね。
犯罪者は事件を呼ぶのか…
真澄死刑後に名乗り出てくるかもで死刑出来なかったけど、もしそうなら真澄の死刑が現実味になったかもね
母親も再婚相手の男がロクなもんじゃないのは明らか。
逮捕されれば、林真須美の娘として、センセーショナルに報道されてしまう。
死ぬしかない。
という思考かな。
せめて天国では平穏に過ごして欲しいです。
思ってたら…
まさかの関係性…
微妙なところですね。死刑囚に面会ってできましたっけ。
歴史は繰り返す
ヒ素入りカレーで亡くなった子の親御さんの気持ちが分かったか!
なら、死んだ方がマシ。
次女に同じ経験させたくない。
そう考えたのだろか。
なぜ娘や孫が報いを受けなければならないのか
娘のBさんとは血が繋がってないんだ
64歳男性
53歳男性
16歳女子
10歳男子
もまたなんの罪もない人たちだった。
あの謎の多い事件の当事者たち、こいつらの子供だったのか!!??
御冥福をお祈りします。
管理人の率直な感想
これは驚きです。
驚きすぎて絶句。
こんなことがあるの?という、あまりにも現実離れした事実。
偶然と呼ぶには違和感がありすぎます。
林夫妻の長女のA子さんの人生がハードすぎる。
こんな怒涛の人生を送った人が一体世の中に何人いるでしょう。
その人生の中で、幸せを嚙み締めた瞬間がどれだけあったんだろう。
和歌山カレー事件がある限り、純粋に幸せを心の底から実感できたことはなかったんじゃないでしょうか。
不幸の連鎖とは、まさにこの事。
和歌山カレー事件は再審請求があったばかり。
今後の展開。両事件の真相解明が待たれます。
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