自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」の死亡事故は、まもなく発生から1週間…亡くなった大学生の後ろを走行し、事故を目の当たりにした選手が当時の状況、レース中の選手心理などを証言しました。
8日午前11時37分ごろ、上富良野町の道道で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場していた東京都の中央大学の4年生、五十嵐洸太(いからし・こうた)さん21歳が反対車線の乗用車と正面衝突し、死亡しました。
現場は、カーブが連続する片側1車線の山間路で、警察によりますと、自転車の走行車線は富良野署が公式に規制、乗用車が走行の反対車線は、大会側で警備、規制していたということです。
また、大会の運営団体は、現場のコースについて「自転車のはみ出しを禁止していた上、反対車線の車両の通行を規制していた」と説明しています。
現場のコースの通行規制は、午前10時40分~午前11時45分の予定でしたが、その後の警察の調べで、事故は、通行規制の時間内だったものの、規制終了が迫る中で発生していたことが特定されました。
・消防への通報 午前11時43分
・事故発生 午前11時37分
こうした中、事故発生時、五十嵐選手と同じ集団内で走行し、衝突を目の当たりにした選手が当時の状況を証言しました。
Q.スタート前の雰囲気などは?
「天気も良くて、気持ち的に選手全員、アグレッシブな感じがあったかもしれない」
Q.選手の中で、この大会の位置づけは?
「国内では最高峰のレースで、UCI=国際自転車競技連合公認でポイントももらえる」
「国内で公道を封鎖してのレースは、なかなかないので、気合が入っていた」
Q.反対車線の走行について、事前に注意喚起などは?
「特に監督から指示は受けなかったが、自分は何度も出場していたし、知っていた」
「知らない人もいたかもしれないが、自分は、基本的に反対車線への進入は避けるべきという認識だった」
大会初日の8日は、北部の旭川市をスタート、十勝岳を上り下りする山間路などを経て、東部の新得町までの174キロでしたが、途中、車両の通行規制があるところ、ないところが交互しています。
Q.実際に走行していて、危ないなと思う場面は?
「事故が起きたコースより手前の片側規制のコースでは、一般車両やトラックがビュンビュン、反対車線を来ていた」
「左端をキープさえしていれば危ないとは思わないが、実際、集団で走っていると、どうしても狭いので(規制がないのに)横に広がって反対車線を走っていた選手もいた」
「反対車線から車が来たら、集団に戻るような形でかわしていた」
「選手皆で『車が来るぞー!』など、声かけもしあってた」
そして、五十嵐選手らの20人くらいの集団は、事故が発生した反対車線も通行規制されていたコースに入ります。
Q.当時の集団の様子、五十嵐選手との位置関係などは?
「20人くらいの集団でした」
「五十嵐選手が先頭から3番目、自分が5番目あたりだったので、すぐ後ろです」
事故が発生したのは、反対車線の通行規制が終了する「8分前」でした。
Q.事故が起きたときの状況は?
「右カーブに差しかかる際、五十嵐選手が勝負を仕かけにインサイドに入ったように見えた」
「操作ミスではなく、自らの操作でインを突いていったように見えた」
「その瞬間に対向車が来て、衝突した」
「あまりに一瞬の出来事で、走り抜けてしまったので、自分たちは、そのまま走り続けることしかできなかった…」
「事故直後、選手間で『注意しろ!』との声かけもあった…」
Q.今、あらためて思い起こすレース中の選手心理みたいなものは?
「そもそも、反対車線に対向車が来るという発想が無かった」
「自分も、通行規制コースを走るときは『対向車が来るかも』と思って走ってはいない」
大会の運営団体は「通行規制のコース内で、車の合流、進入の可能性のある道路が、どこに、いくつあるのかは、こちらで全て網羅しているわけではなく、そうした可能性のある全ての地点に警備員がついていたわけではない」としています。
また、運営団体から委託され、警備員を配置、通行規制の実務を担っていた会社は、下記のように説明しています。
・毎年、一般車両が入るなどのトラブルはあるが、各所の警備や、先導車両の誘導もあり、接触事故などはなかった
・原則、信号機設置場所、大きな枝道、車が入ってきそうな箇所、トンネル等に警備員を配置
・警備の場所、人数は、運営団体から配置図をもらって決める
・今回のコースは一部、過去にも使っていた事がある
・無線でやり取りをしているが、全員が無線を持っているわけではない
・事故現場付近では、2キロ手前に2人配置
・十勝岳温泉の突き当りにも複数名配置
・規制中に車両が入るのは考えにくい
・当日「事故車両が通り抜けていった」という報告は、どこからもなかった
その上で、警備会社の担当者は「通行規制中に事故車両が入るのは考えにくい。規制前、すでに、どこからか入っていて、レース中かどうかわからず、動いてしまったのではないか」としています。
一方、乗用車を運転していたのは、63歳の男性でしたが、警察の調べに対しては「吹上温泉に向かうため、規制前だったので、そのまま通行した」などと話しているということです。
警察は今後、道路診断なども行い、安全管理の問題、事故の実態解明をすすめる方針ですが、幹部は「かなり時間がかかる」などの認識を示しています。
参照元:https://www.hbc.co.jp/news/5826a313ffaa5c61644de51394428739.html
五十嵐さんの走行、他の選手の証言、衝突した運転手の粗暴さ【ネットの声】
現場は両車線とも車両規制区間で、選手には、片側車線のみ走行するような指示は受けてないそうです。知人はオフィシャルから聞いてません。
最近まで車線を跨いだ選手の責任と、批判とデマを流してた人が沢山居ましたが、今頃は何してますかね?
参加選手たちの証言もあるし、車は少なからず対向車線を通行していた、死亡した選手が故意に追い越しかけたって話だ。
残るは相手自動車の運転手からの証言、どの道を通行してどこからいつ、そのコースに入ったか?
今回は咄嗟のことで回避行動が出来なかったわけだけど。
「特に監督から指示は受けなかったが、自分は何度も出場していたし、知っていた」
↑
まぁこういうところだろうね。しかも反対車線は走行禁止にされていたにも関わらず、コーナーで勝負を仕掛けてインを突くって。参加者、特にチームが安全対策に協力しないのなら、もう開催はやめた方がいい。
反対車線に車が何台も通ったって証言聞いたけど。反対車線通ったのぶつかった車だけじゃないよね?
何台も来てて、よく反対車線行ったなぁ
って思った記憶あるんだけど。
対向車線の規制はお願いレベルでしかない
どうしても通らなきゃいけないんだ通せ!
と言われたら拒否できない
本当はレース見ながらついでに温泉にが正解と思う!
車が通ったルートとタイミング、規制をかけたタイミングを比べればすぐわかりそうですが。
完全封鎖なんて不人気で生活に根ざしている競技でも無いから出来もしない
被疑者死亡で道路交通法によって起訴する以外の選択肢はない
車は違反してた訳でもないのに、あまりにも気の毒だわ。
競技として今まで成り立ってたのかと疑問。
警察も許可出さないだろう。
これを機会に今後も中止にしてほしいです。
この食い違いは何だろう?
ルール守って無い様な報道だから素人かな。
素人成りに命張ったのか知らんが死んだら次はないよ。
みたいなこと言ってた人たち居たけど?
車のドライバーは規制前にコース内に侵入。その後規制が入り、運営側から幾度となく退去を命じられたが一切聞き入れずに、コース内を車で登り降りを繰り返していた。
注意した関係者に対し、”何度も言われてるからもうわかった!!”と怒鳴り散らしていた。
運転している車を強制的に持ち運ぶ事なんて不可能で、せめて路肩に停車してくれ!とも頼んだが、聞き入れず登って行った。
その後に起こった事故。
そのドライバーは救助活動をする事もなく事故後車から降りる事はせずにただ見守っていたという。
これはもはや車に乗ったテロリストと同じです。
この話は現地の関係車両に乗っていて、注意もした人から直接聞いた話です。
警察が事故車のドラレコを解析中との事で、この情報が公になる事も近いと思います。
どうせ先導者のバイクに事情聴取したって保身の証言しかしないだろ。他の選手の証言にあるような対向車がびゅんびゅん走ってたなんて絶対証言しないと思う。
しっかり学習してもらいたい。
そして選手も大会のルールを知らない人がいるとか問題外でしょ。
規制区間じゃない場所でも反対車線を走って、車が来ると皆で注意してた…もはやただの暴走自転車じゃないか。普通に道路交通法違反だぞ。
車のじいさんも変わってあげたいと思ってるだろ
弱虫ペダルの映画くらい封鎖しろよ
プロじゃあるまいし
趣味で死んだら親泣くで
来ようが、来まいが、反対車線に出て走ってやろうと考えるのはフェアーな選手では無く、卑怯者でしょ。
事実として、そんな卑怯者が多い大会だとしても・・・
選手には気の毒だけどこんな甘い管理で死亡事故起こすような運営はレース開催してほしくないね。
公道で自転車競技をやるのに、規制があるところとないところがあるってこと自体、運営がガバガバだと思うし、規制区間でクルマが走るのを止められなかったとか、どういう管理なの?と思ってしまいます。
(規制コースを運転中)先行していた第1、2集団と事故前にすれ違っている。その時点で規制中と気づいたのはず。できるだけ安全な場所に停車する選択をして欲しかった…。
封鎖しないのがおかしいという意見も多いが、封鎖できる規模感でやれるレース自体が少ないんじゃないか
事前に徹底的に合流や侵入経路調べて必要箇所に規制材なり誘導員配置のオーダー出すのが運営会社の業務ではないでしょうかね?
あとは車がいつどこからどうやって入ってきたかだな
そこがわからないと警察が完全封鎖してても結局入ってくる車が出てきちゃう
→ぶっつけ本番じゃないだろう。
事前にコース上のレース障害になるものを把握することが当たり前だと思うが。
全て把握するのが運営団体の責任。できないだったら大会するなと言う話。
↑
これが有りえないわ
亡くなった選手の所属してたチームの監督(漫画家の渡辺航さん)か己の漫画で、対抗車線を走りまくった選手を英雄としているようだが(批判する選手を、『お前は道路交通法の神様なのか』と罵倒し、大会運営からもそのルール違反は問題ないと認められるというストーリー)、それがすべてのロードレーサーに共通する認識になっている
反対車線を走るのはルール違反、でもそれを無視しても構わないとかもはやロードレースはスポーツではない
どこから侵入したのか判らないとか、そんなの運転手に聞けば何時頃どこをどう走ったかすぐ判ることでしょう。
その中で規制が妥当だったのか、何が問題か再発防止を含めた反省ができるというものなのに、何で情報が限定的なんだろう?
警察が情報を開示しないからだろうけど、まさか警察の規制に抜け穴があってそれを隠したいとか思ってないだろうね?
以前に調べていたときに、道路工事がかにかで片側通行の時に進行方向に赤信号があった場合に工事の誘導員が行って下さいという指示をして赤信号を行くと信号無視になるとのこと。
赤信号の通行を許可出来るのは警察官だけと見たことがある。
今回の場合片側は警察による通行規制。もう片方は自主的?な運営による交通規制。
この場合運営による自主規制は有効なのだろうか?
なぜ規制をしたのかを考えるよりも、自分だけが楽しめればそれでいい、という意識があったように感じる。
一方、被害者も国際的な大会なら尚更事前にルールを把握すべきだったと思う。
反対車線に出てはいけないのを知らない選手もいたようだが、ちゃんと知ってた選手もいる。
「知らなかったからやってもいい」は通用しないんじゃないかな。
運営側にしても、規制を開始してから一度道路を巡回して、規制内の駐車場に停まってる車には◯時以降に移動してくださいと注意喚起すべきだったのでは。
それぞれが自分に都合のいいルールで動いた故に起きてしまった痛ましい事故ですね。
今回は死亡した競技者は意図的に右車線に入ったとの情報ですが、そもそも自転車競技では有利な走行ラインを確保するために他者(車)との軽い接触も通常あり得ることで、コース(今回だと左車線)外にはじき出されることも完全に想定内です。
そのような競技を実施するのに対向車線を規制できなかった(そもそも左車線と同様の完全規制を申請していなかった)のは、自転車レースの運営としてあり得ない失態です。
選手も対向車の運転者も気の毒で仕方がありません。
反対車線に出てはいけないことをルールにするなら、全選手を集めた講習会・説明会などで徹底し、違反者には失格等のペナルティを課すくらいにしておけば、反対車線に出る人はいないでしょう。
暴走車がいることを把握しておきながら、レースの一時中断どころか競技車両への注意喚起さえ行ってない。
警備員は案山子かなんかですか?
管理人の率直な感想
「一般車両やトラックがビュンビュン、反対車線を来ていた」
「横に広がって反対車線を走っていた選手もいた」
「選手皆で『車が来るぞー!』など、声かけ…」
自転車レースの経験がない僕からすれば、どうかしてるとしか思えない。
この記事を見た限りでは死亡事故が起きても何らおかしくない状況だったと言えます。
それよりも目を惹いたのは五十嵐さんと衝突した柏ナンバー車両の運転手の粗暴さ。
「規制前にコース内に侵入。その後規制が入り、運営側から幾度となく退去を命じられたが一切聞き入れずに、コース内を車で登り降りを繰り返していた。注意した関係者に対し、”何度も言われてるからもうわかった!!”と怒鳴り散らしていた。運転している車を強制的に持ち運ぶ事なんて不可能で、せめて路肩に停車してくれ!とも頼んだが、聞き入れず登って行った。その後に起こった事故。」
これが本当だとすれば今までの車の運転手に対する認識を覆す告発です。
投稿者は「いずれ明らかになる事」と記しています。
事故原因究明に時間が掛かり過ぎている。
誰もが責任を取りたくないという印象を受ける。
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