【半グレ飼い犬警官襲撃事件】なぜ噛んだ？青木保之容疑者（35）躾はしていたのか…ピットブルの性格や特徴【家庭犬の資質】

11日、静岡県警下田署などは、飼い犬が通報により駆けつけた警察官の脚を噛んでケガを負わせたとして、重過失傷害の疑いで35歳の飼い主を逮捕した。
逮捕されたのは半グレグループ「三嶋塾」のリーダー格で、静岡県三島市に住む会社役員・青木保之容疑者（35）。県警は容疑者の認否を明らかにしていない。

事件経緯

青木容疑者は、静岡県が新型コロナウイルス感染対策の拡大防止のため外出自粛を呼び掛けていた大型連休中の5月6日、約30人の仲間を集めて立ち入り禁止区域の海岸駐車場でバーベキューをしており、男性巡査長が近隣住民からの通報により現場を訪れていた。
男性巡査長は左足を噛まれ全治8日間のケガを負った。
青木容疑者は4月に別の事件で執行猶予付きの有罪判決を受けていました。
県警によると、飼い犬は闘犬として知られる「ピットブル」で4歳の成犬。サイズは不明だという。

ピットブルの性格と特徴

American pit bull dog

ピットブルは19世紀にイギリスからアメリカに輸入された「スタッフォードシャー・ブル・テリア」と「ブルドッグ」を交配させて誕生した最強の闘犬。
日本の闘犬「土佐犬」をも凌駕する強さを持つ。

性格

現在、家庭で飼われるピットブルの多くはペット用として改良されているものの、闘犬の一種であることに変わりはなく、突発的な攻撃性を持つ。
しかしその反面、明るく陽気な一面も持ち合わせており、飼い主には非常に忠実。
とても賢く、家族への愛情深さも持つ。
だが、本能的に戦う性質を持っているので、飼い方が非常に重要になってくる。

特徴

ピットブルの寿命は8～15歳。
体高は46〜56cm、体重は14〜36kg。
中型犬に分類される。

一口にピットブルと言っても、3種類のタイプに細分化され、筋肉隆々のタイプや程よく筋肉質なタイプ、細身で引き締まったタイプがある。
皮膚が弱い個体が多く、アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎などを発症するケースが多い。

悲しいことに、現在世界中で飼育されている犬種の中で、最も人の死亡事故を多く起こすのがピットブルだ。
被害者のうち半数が飼い主と家族、同居人を占める。
事故を防ぐためには飼育の仕方が最も重要になる。

飼育について

犬の飼育経験が豊富な人でも育てるのが難しい犬種であり、飼育の難易度は非常に高い。

屋外飼育は人や動物に対して警戒心が強くなる傾向があるため、室内飼育が望ましい。
ストレスを与えないために、かなり多くの運動をさせる必要があり、筋肉質で力が強い犬種のため、散歩の際に飼い主の体力がないとコントロールが出来ない。

しっかりとコミュニケーションを図って愛情を注ぎ、ストレスを与えず、健康管理も怠ってはいけない。
それらをクリアして初めて良好な関係を築くことが出来るし、ピットブルの忠誠心や社交性にも繋がる。

安易な興味や無知な飼育は、重大な事件を発生させる引き金になる可能性がある。

ネットの声

管理人の率直な感想

執行猶予中の事件であり逮捕なので実刑でしょうね。
ついつい犬の十戒の一文を思い出してしまいました。

「あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです」

このピットブルは、青木容疑者が然るべきところに行ってしまったらどうなるんでしょう。
それが何よりも心配です。

犬が好きだったのか、護身や虚勢のためにピットブルを飼っていたのか・・・。
後者だとしたら可哀想だ。

冒頭にも書いたように、ピットブルを飼って、ちゃんと躾をして良好な関係を築くのは並大抵のことではありません。
この男の今までの飼い方によって警官を噛んだピットブルの今後は変わってくる。

罪深い男だ。