高山市の介護老人保健施設「それいゆ」５人死傷、元職員・小鳥剛容疑者を逮捕

岐阜県高山市桐生町の介護老人保健施設「それいゆ」で２０１７年８月、半月ほどの間に入所者５人が相次いで死傷した問題で、県警は３日、このうち当時９１歳の女性（同市丹生川町）に暴行を加え肋骨（ろっこつ）を折るなどのけがを負わせたとして傷害容疑で、元職員の小鳥剛容疑者（33）を逮捕した。

事件の経緯

入所者５人が相次いで死傷したのは２０１７年７月末～８月中旬。
この５人に異変があった全ての日に出勤していた職員として、当初から小鳥（おどり）剛容疑者（33）の存在が浮上していた。
当時、報道陣の取材に応じた小鳥容疑者は５人の死傷への関与について「やっていないです」と、きっぱり否定していた。

岐阜県警や複数の関係者によると、小鳥容疑者は、高山市内にある別の介護老人保健施設を経て、１６年８月から「それいゆ」に勤務。入所者の食事やおむつ交換などを担当していた。

「それいゆ」を運営する医療法人・同仁会の折茂謙一理事長は問題の発覚当初、「まじめでおだやか。問題行動があったなどは聞いていない」と朝日新聞の取材に話していた。

だが、折茂理事長は当初から、小鳥容疑者が死傷した５人すべてに異変が起きた時に出勤していたことを把握していた。「（報道陣の取材で）騒がれて、ほかの職員にも迷惑になる」。小鳥容疑者をこう諭して退職を促したという。小鳥容疑者は１７年８月１７日付で施設を辞めた。

発覚から1年半を経て刑事事件へ

約半月間に5人が死傷した問題は、発覚から約1年半で刑事事件に発展した。
捜査本部はほかの4人についても小鳥容疑者が関与した可能性があるとみて捜査する。

捜査本部は認否を明らかにしていないが、小鳥容疑者は逮捕前、自身が開設したブログで死傷した5人への関与を否定していた。

参照元：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190203-00111282-gifuweb-l21

お年寄りを5人死傷させる残忍な犯行。高山市の介護施設の元職員・小鳥剛容疑者（33）を逮捕。ネットの声

管理人の率直な感想

僕は弱者を痛めつける、ましてや殺害するという犯罪を最も憎みます。
同じ思いをしてほしいと真剣に思うくらい怒りを覚えます。

でもこの事件の小鳥剛容疑者。
こいつも弱者。

知的にも精神的にも金銭的にも身体的にも全てにおいて弱者だと思います。

お年寄りとの接し方というのは、気苦労が多いのは理解しているつもりです。
僕にも祖母がいますから。

コメントにもありますが、家族でさえも大変なんです。
他人である老人を介護するというのは並大抵のことじゃない。

こんな肝っ玉の小さいアッパラパーに務まるような仕事じゃない。

本来なら簡単に就くことが出来ちゃいけない仕事なんです。
人手不足、なりたがる人がいない。
だから簡単に介護職に就くことができる。

もっと精神面での適性検査や専門知識を有しているかどうか難解な試験が必要であり、給与面でも看護師と同様くらいの待遇があっていい。

給料安すぎですよ。
こんな仕事ありますかってくらい。

無いでしょ。

単純に「給料がいいからなろっかな」でも困るのですが。
ボランティア精神、絶対的な志が必要です。

今の日本じゃ現実的な話ではないのかもしれない。
近い将来もっと酷くなっていくでしょう。

国の対応なしでは無理ですよ。
ただでさえ経営者自体が金儲けとしか考えていないところが多い業界ですからね。

僕ら一個人がどうこう出来る問題じゃない。
無力さを痛感せざるをえない悲しい現実です。