【知床観光船事故】金子恵美氏、桂田社長の謝罪に「この会見と土下座が作られたもの」対し「どっちにしろ叩かれる」対立する世論

元衆院議員の金子恵美氏が２８日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「めざまし８（エイト）」（月～金曜・午前８時）に生出演した。

番組では、北海道・知床半島沖で乗客乗員２６人が乗った観光船「ＫＡＺＵ　１（カズワン）」＝１９トン＝が遭難し、１１人が死亡、１５人が行方不明になった事故で、運航会社「知床遊覧船」（斜里町）の桂田精一社長が２７日に同町のホテルで２３日の事故後、初めて記者会見を行ったことを報じた。

桂田氏は「今となれば（出航の）判断は間違っていた」と謝罪を口にし、額を床につけて３度も土下座した。

会見を見た印象を金子氏は「土下座で謝罪をするのであれば事故直後に責任者として甚大な事故を起こしてしまったことをお詫びするときにするのが土下座であって」とし「５日たってこの段階でカメラの前で（土下座を）されても、ご家族の方にとっては逆なでされるだけだと思いますし、カメラ向けられても謝罪一言せずに逃げている姿と数時間後に土下座をしてこういう会見をしていること自体がこの会見と土下座が作られたものだなと私は感じました」と憤りをあらわにしていた。

参照元：https://hochi.news/articles/20220428-OHT1T51027.html

桂田社長の会見と金子氏の見解について【ネットの声】

管理人の率直な感想

僕はメディアを通した会見は必要だと思っています。
なぜならば、乗客の中には船上でプロポーズをする予定だった人がいたり、まだ3歳の女の子がいたり、遭難直前に奥さんに「今までありがとう」と電話をかけた人がいたり、僕らが乗客たちの大切な人生の一節を知ってしまったからです。
「それもメディアが流したものだろ」と言われればそれまでですが、それでも乗客の方々の背景を知ってしまうと他人事とは思えなくなるし、感情も入ります。
事実、それにより事故に対する憤りを強くしている人は多いじゃないですか。

乗客の背景や家族の心情に触れず事故の事実だけを淡々と報じていれば、当事者間だけで済ませてもよかったのかもしれない。
事故に憤りを感じている人がいる以上、メディアを通した会見で社長の人間性を垣間見たり、社長の口から事故についての説明を聞くことは決して無意味じゃないはずです。

個人的には、蜂のように土下座をして蝶のように質問をかわした印象を受けました。
「なぜカメラの前で土下座をしなければいけないんだ。土下座をするなら家族の前だろ」と言う人がいますが、社長も同じことを思ってるんじゃないでしょうか。
説明も然りです。

記者の質問に大ダメージを受けることなく、致命的な失言もなく、のらりくらりとかわす姿勢は何とも言えませんでした。
足を組んでいた人間が会見の初っ端で土下座ですから、金子氏のように「作られたもの」と言う人がいても全然不思議ではないと思います。