【新型コロナ】岩手県初の感染者、会社名公表が裏目に…『第1号』盛岡市40代男性の勤務先へ誹謗中傷電話など100件以上

７月２９日に岩手県の新型コロナウイルス感染者“第１号”となった男性の勤務先に、抗議の電話が相次いでいる。

担当者によると、先月３１日までに電話が１００件以上、またメールでの問い合わせも多数寄せられたという。内容の大半は感染した男性を誹謗（ひぼう）中傷するようなもの。個人を特定しようとしたりするものもあった。逆に応援するようなメッセージも届いているという。

批判的な意見があることは予測していたが、「（会社の業務が）インフラ事業を担っているので、地域社会を不安にさせない」ために公表に踏み切った。担当者は「問い合わせをする気持ちは察するが、悪質なものや実害がある場合には法的措置も検討していきます」と話している。

同県の達増拓也知事は感染者が確認される前から「第１号になっても県はその人のことを責めません」と繰り返し発言。感染者が判明した後も県のホームページで「人権に配慮し、差別・偏見・誹謗中傷はやめましょう」と呼び掛けている。

出典：スポーツ報知

管理人の率直な感想

宮城県在住の人に聞いたのですが、岩手県民の中には第1号になりたくなくて岩手から宮城へ出向いて検査を受けていた人が少なからずいたようです。
結局は岩手で計上されるので同じなんですけどね。

僕はこの盛岡市の男性と知人でもなければ親戚でもない赤の他人ですが、行動歴を見て「感染しに行った愚行」だとは思っていません。
この時期に何で行っちゃったのかなという疑問と、テントはちょっと軽率だったな、くらいです。

ここまで叩かれる筋合いはない。

会社名の公表についてですが、おそらく県も市も止めたはずです。
こうなることを懸念して。

それは決して隠蔽ではなく、個人と法人を守るため。

でも会社としては、地域のみなさんに不安を与えないために公表した。
明瞭な会社です。今後何かあっても逐一報告するはずです。そのための公表ですからね。
なかなか無いですよ、こんな会社。

それなのにこの仕打ち。

問い合わせは分かりますが、攻撃はないんですよ。
それこそ愚行。

叩くべき人間とそうでない人間の区別すらついていない。

先日の病院から脱走した感染者はどうですか？
あの男を叩くなら僕は何も言いません。
明言はしませんが、心の中では「どうぞどうぞ」と思います。

この盛岡市の男性、及び会社は違うんです。
それを分からない人は本当に救えない。