【長女が事故死】山口達也容疑者を断罪した風見しんごさん『大下えみるちゃん死亡事故』を振り返る【トラック責めなかった父親】

2007年1月に、当時10歳の長女を交通事故で亡くしているタレントの風見しんご（57）が23日に生出演したフジテレビ「ノンストップ！」で山口容疑者に「重大な事故が起きてしまったら、物凄い数の人たちの人生が想像できないくらい変わってしまう。それを分かってもらいたい」と呼びかけた。

山口容疑者にはアルコール依存症の疑いも指摘されるが「依存症だったからでは済まされない。何の言い訳にもならない」と断罪した。

参照元：スポニチ

風見しんごさんの愛娘・大下えみるちゃん交通死亡事故

2007年1月17日に事故は起きた。
タレントの風見しんごさんの長女・大下えみるちゃん（当時10歳）が小学校への登校中に交通事故に遭い死亡した。
日本中に衝撃を与えたニュースだった。

きっかけは1本の電話だった。
風見しんごさんの妻・尚子さんが長女・えみるちゃんが大好きな「ツナサンド」を作り学校へ送り出した数分後、近所の人から「えみるちゃんが交通事故に遭った」と連絡が入った。
尚子さんは、まだ眠っていた風見しんごさんを叩き起こし、慌てて夫婦で事故現場へと走った。

自宅から僅か100メートルの事故現場

事故現場は、風見しんごさんの自宅から100ｍほどのところにあったため、風見しんごさんと尚子さんは現場にすぐに駆け付けた。

そこで見た光景は、腰にトラックが乗っかり下敷きになっている愛娘・えみるちゃんの姿だった。
風見しんごさんは、すぐにトラックを持ち上げて、娘を救出しようと試みたが、1人の力ではトラックはビクともしなかった。
大人10人ほどが集まり、ようやくトラックを持ち上げ、なんとかえみるちゃんをを救出したものの、愛娘の顔はうっ血し、ひん死の状態だった。

病院に搬送された際、えみるちゃんの心臓は停止寸前だった。
「頑張って」「えみる！」「お願い！頑張って！」風見さん夫婦は何度も何度も、返事のない娘に呼びかけた。
その声に応えるように一瞬だけ息を吹き返したものの、息を引き取った。

トラック運転手の過失による事故

事故が起きたのが午前8時8分。息を引き取ったのが午前9時33分。
「約1時間半。すごく頑張ってくれた。頑張ってくれました。あんな小さな体でね」と風見しんごさんは語った。

僅か10年という短く尊い命が失われた。

「怒りを運転手にぶつけたとしても娘は帰ってこない」喧嘩が大嫌いだった愛娘を思い、風見しんごさんは青信号横断中に進入禁止ゾーンで事故を起こした運転手に何も言わなかった。

「えみる」という名前は、風見さんが「笑顔が満ちる子になってほしい」という願いを込めてつけた名前だった。

ネットの声『子供を事故で失った風見しんごさん、山口容疑者へ「アルコールは言い訳にならない」』

管理人の率直な感想

風見しんごさんの長女・えみるちゃんの事故のニュースは今も鮮明に覚えています。

事故現場に行ってトラックの下にいる娘を、服装や持ち物で確認して「ここにいるのか」とトラックを一人で持ち上げようとする親心。

「ここにいるのか」というのは信じがたい状況と光景を前に、一種の冷静な感情を持ったということだと思います。
しかし即座にトラックを持ち上げようと必死な行動に出る。

その静と動がリアルに伝わってきたし、もちろん悲痛な心の声も表情から読み取れました。

飲酒運転はもう何度も何度も悲しい事故を繰り返している。
だけど一向になくならない。

山口容疑者の罪は重い。

運転する映像を見た方も多いでしょう。
フラフラと反対車線に出たり、対向車に衝突しそうになったり。
当然、人を轢いても何らおかしくない危険運転でした。

もうダメです、あの男は。

復帰だとか何とか、そんなもんは絶対に許せない。
顔を見るだけでも腹が立つ。

他人の命を危険に晒し、周囲の期待を簡単に裏切る非道極まりない人間。
僕はそういう人間を凄く憎みます。